とうふ油

とうふとアイドルについて

欲深いJaponism

ジャポニズムのDVDみたよ。すばらしかったね。
このコンサートは、継承とかジャニーズらしさっていうのを掲げてツアーしてたけど、映像化されたジャポニズムをみてると「テーマ」というより「概念」ってかんじがする。ジャニーズという「意味内容」をみせたかったのかもって思えてきた。
あらしがコンサートにこだわり続けてる理由、いろいろあるんだろうけど、やっぱりステージに立ってショーをするというのはジャニーズの根底であり根幹であり原点であり、そこを閉ざしてグループとして活動するのはできないんだろうな。どこまでも真面目で律儀なひとたちだなって改めて思うよ。

あらしにとってのコンサートは決して与えられるものではなくて、「作り上げるもの」だというのはこれまでも実感してきたし、あらし本人が作ったものだからこそわたしは毎年心躍らせてドームに行くわけです。そして毎度おどろき、感動し、好きになる。こんなにもメンバーたちが主体で作ってること、もっと世間に知られてもいいのにね。

他人の演出

二宮くんのソロ、「外部からみた自分」をテーマに曲を作ってもらったって話してたけど、コンサートの演出もだいぶ二宮和也を削ぎ落してきたように見えたんだよね。MUSICは超絶無敵のポップソングだけど、二宮くん自身があの曲のステージを作るとしたらもっと簡潔でシンプルな大きい爆弾をドーンと落として客席を壊滅させるんじゃないかしら。ギター一本抱えてモノクロのなかスポットライト浴びて立つことを選ぶ人よ?
ああみえて、っていうかあのとおり、自分にすごく自信のあるひとだと思ってるから、個人のパワーをフルにする方法をとるとおもう。
でも披露されたMUSICは一人で登場してタップからはじまり、音ゲーして、ステッキ振り回して、チャップリンみたいな小芝居をはさみ、ミサイル爆撃型の空から無数に追撃を繰り返されたパフォーマンスになってて、たぶんこのMUSICという曲を二宮和也が演じるパフォーマンスとして究極系だったとおもう。
だって考えてもみてよ、ステージモニタ使って音ゲーするとかにのみやくんが思いつくとおもう?ぜったいないよね。そもそも音ゲーしないし。「ニノといえばゲーム好き」っていう他者のイメージから作られた演出でしょ。知らんけど。ただの予想ですけども。
まあとにかく、すばらしいよ、ブラボーもいいとこ。作ってくれた誰かありがとう!(タップを提案してくれた潤ちゃんありがとう!)
そして二宮くんがこの誰かに演出されたであろうソロ曲を見事に演じきってくれたところにもまたぐっとくる。二宮くんは演技もするしバラエティでは鋭利な持ち回りに徹することもあるし、コンサートでだって曲に応じて様々な表情を演じてるけど、この個人がよく反映されるソロで「じぶんじゃない何者か」に成ったというのが、ちょっとこれは、革命ではないかと思うんだよね。じぶんじゃない何者か、といっても役名があるわけでもなく二宮和也なんだけど、でも二宮和也のなかからでてきたキャラクターでないないというか、、、うーん、これうまく伝わってるか分かんないな、ごめん。

欲深いあらし

それで、この二宮くんのソロも含めて、「求められているもの」をやりきったコンサートでもあったなと思うんですジャポニズム
これぞというパフォーマンスをやりきること、演じ切ること、踊りきること、歌い切ることを求められてた。自分たちでジャニーズという概念の継承をコンサートにすると決めた信念と、そのうえで求められるだけのパフォーマンスを敢行しきった強さに、わたしはひどく感動しちゃうのです。
ジャポニズムはすばらしいコンサートだった。それを求めたのも求められたのも、嵐自身だった。
ジャニーズのエンターテイメントを知るあらしが求める、ジャニーズのエンターテイメント。どこまでも欲深く、どこまでも旺盛に応えたツアーだったと、映像化したものをみて改めて思うよ。

ここまできたから泣ける

ゴテゴテに飾られた、セット、装飾、衣装、ダンサー、楽器…ほえ~~~~お金かかってるなあーって口開けてみることしかできなかったけど、そんなたいそうな舞台を所望し、それに見合うステージを作れること、簡単にできるわけないじゃない。ここまで大きいグループにならないと叶わなかっただろうし、ここまでコンサートにこだわってきたからこそ実現したものだとおもう。
そしてそれがあらしが求めていたものだってのがヒシヒシと伝わってくるから、たまらなくうれしい。こんなド派手なショーを魅せたいとおもってくれてありがとう!魅せてくれてありがとう!ここまで連れてきてくれてありがとう!!!

ンハーーーほんとに興奮が止まらないんだけど、たぶん突然ジャポニズムを見てもこんな感情にはならなくて(すごいとは思うだろうけど)やっぱ、ずっと好きでずっと信じてきたひとが、ルーツにこだわって完成させたドラマが熱いし、それなのに、こんなにも完全無敵のジャポニズムを作ったあらしは、いつものように真面目でかわいいおじさんたちで、「ツアー最終日やりきったよーーーー!」って達成感に観客が拍手したら「いや?みんなは別にやりきってないよね?17公演やりきったのは俺たちだよね?」ってすっとんきょうに距離グーーンしてくるシュールなシティ感だしてくるんだよ?
なんだよ君たちめちゃくちゃだな、めちゃくちゃ愛しいな!

なんかこう、ほんとうに非の打ちどころのないステージだけど、スーパーコンピュータのプログラムでもつくれないし、宇宙空間の偶然の産物でもないし、あらしが人間として感情と考えをもってここに辿り着いたってことが、もう泣けて泣けてさあ。どうしようかねえウオオーン。

ところで最後に、おれはブルーレイとDVDを間違えて買ってしまって画質の荒波に絶望してるよ。それでもこんだけ揺さぶられたジャポニズム!ぜひ高画質でおたのしみください。

SMAP解散ときいて

SMAP解散びっくりした。

わたしはファンというわけでもないけど、やっぱりSMAPは特別だったとおもう。みんなもきっとそうでしょ。
生まれたときからわたしの世界にはSMAPがいたし、絶対的存在だったし、この先それが揺らぐことがあるなんて考えもしなかった。先週、天皇陛下がお気持ちを表明してたけど、いまの陛下が陛下じゃなくなる世界が存在するなんて、天皇さんが「辞める」なんて考えたこともなかったように、SMAPもまたそう。
「ファンじゃない外野は黙ってろ」なんて言われちゃうかもしれないけど、SMAPですよ?SMAPに関して、「外野」なんてひとこの国にはいないんじゃないの?
この先、どうなるんだろうなー。SMAPのいない世界はいつ始まりますか。もういまがその世界ですか。

SMAPの最後

ショックだったのは、SMAPほどの国民的なひとたちがこれほどのしょぼい終焉を迎えたこと。
解散なんて想像もしてなかったけど、もしあるとしたら、国をあげて盛り上げて、テレビは四六時中ずっとSMAPの功績を讃えて、みんなで0時0分に「ナンバー1にならなくてもいい、それぞれ特別なオンリー1!!!!」って大合唱して、せーので日本中いっせいにクラッカー破裂させて、街中にファンファーレと大喝采が飛び交うような、そんな日でもおかしくないっておもってた。泣きながら、ありがとうって5人に叫ぶんだよ。
なのに実際ときたら、ほんとひどくて、運営のいざこざからのメンバー間の溝、グループ活動は干して、時期をみて事務所からの公式発表で解散を知る、なんて。どこぞの地下アイドルとおなじ末路やないかい。このへんの無力感がしんどい。
5人並んで立ってるだけで無敵のひとたちを、並ばせることすらできなかった。

草なぎさんと香取さん

ひとつ、気持ち悪いはなししていいですか。
しんつよって香取さんと草なぎさんのコンビ名(?)なんだけど、ファンじゃないわたしですらふつうにこの愛称が解ってしまうほど2人の絆はご存じのとおりとおもいます。
波乱万丈あったなかで、2人の信頼度は確固たるすごみがあるな、だれも敵わないなって、なんとなく察してたんだけど、いつだか草なぎさんが香取さんに対して「いざとなったら俺の金は全部お前にやる」「コイツを殺せって言ったら俺が殺してやる」と病的なまでの愛と執着の発言をしていてかなり震えたことがあったんだよね。
報道によると、存続派の木村さんと、解散派の香取さんがまず対立していたとか。そして、解散したいという香取さんについたのが草なぎさんだったという経緯があるみたいです。真相は知らないけど、この流れを知ったとき、ああ草なぎさんは香取さんの殺したいやつを殺したんだな…って瞬間的によぎったのね。SMAPを殺した。
どんな環境であれ、香取さんの「気持ち」を否定する草なぎさんなんて居ない気がしてる、あの発言を聞いた日から。
実際のところはほんとに何も知らないよ、当たり前じゃん、知るわけないじゃん!だけど、こういう結論に至ってもなお「しんつよ」の流儀はぶれずに在ったことが感じられて、また熱くなってしまう。ずるい、こんな状況で揺るぎない絆みせてこないでよ。ずるいよ。
SMAPは無くなる、だけどそれでも続く物語があって、そういうのほんと苦しくてつらくて尊くて好きなので、わたしはなんの涙を流せばいいのか分からない。

中居さん

中居さんのSMAPへの執念の行きつく先はこんなところでよかったんだろうか。
誰よりもSMAPを愛し守り抜き信じつづけたひとだけど、そんなひとですら届かない願いがあるということが絶望だよね。人間の集まりなんだとおもった。
前後をみて、周りの状況をみて、タイミングをみて、そうやって周囲に主導権を握らせていたら解散という決断はされなかっただろうとおもう。SMAPが組織ではなく、人間で作られていることをいまいちばん実感してるかもしれない。わたしは中居さんに期待しすぎていたんだろうか。
中居さんのコメントの「…(三点リーダー)」、言葉を含むような、途切れさせるような、なにも音にしてくれないその表現を、わたしはかわいいとおもった。そして憎たらしいとおもった。こんなところで喪失感を訴えてこないでくれよ。悔しさをちゃんと言葉にしてよ。なにも言えないのにいじらしく三点リーダーを潜ませるところが愛おしいし、なにも言えないからって三点リーダーで察してもらおうとしてるところがやるせない。
どんな「悪」を背負ってでもSMAPを全身全霊で守ろうとしてきた中居さんだけど、今回は悪から手をひいたみたい。もう悪をする必要もないってことなのかな。中居さんになにも背負わせなくてよくなってしまったこと、解放というべきか決別というべきか。

休むより解散したい

もうひとつ公式発表で気になったのが「休むより解散したい」というメンバー数人からの意見。
客観的に冷静にさあ、無理なら休めば?っていう提案ってもっともだとおもうんだよ。SMAPでなくったって、すぐに続ける決断ができないなら少し距離を置きましょうって一般的な頭の冷やし方じゃん。恋人関係だって仕事関係だってなんでもそう。とくに悩んでるひとや大きな決断をする局面に立たされているひと、後戻りできない場合は。
大船でこれまで休むことなく走り続けてきたSMAPが「休む」という選択肢を与えられただけでも快挙だとおもうんだよね。でもそれすら拒否した。
愛されるより愛したい。休むより解散したい。もうこの言葉がわたしのなかではすごく決定的だった。こいつぁどうにもできねえなって悟ったよ。
苦渋の決断だったんだろうが、諦めだったんだろが、そんなこと想像する余地はなくて、ただSMAPというグループがSMAP本人に見切られたんだという圧倒的敗北感。



それにしてもSMAPが解散するの嫌すぎるな、改めて。どういう角度でみても嫌だな。無理ほんと無理。
ジャニーズジュニアから新メンバー入れて2期SMAP作るわけにもいかないし、ましてや別のグループに後釜を任せるのもぜんぜんピンとこない。SMAPの屍のうえに立てるのはSMAPだけだよ。いつか時間が問題を解決してくれるかもしれない、そのときに自分たちの屍を思いっきり踏みつけて蹴散らして、颯爽と君臨するのは5つの影しか認めない。
そのときがあるのかすらもいまは分からないけど。

稲場愛香ちゃん ありがとう

カントリーガールズの稲場愛香ちゃんが卒業を発表しました。またひとりいなくなる。
持病の喘息により、今後の活動を続けていくことができないというのが理由だそうです。つらいね。体調のことだから、安静にとしか言えないし、たぶん完治するようなもんでもないんだろうからがんばってとか言うのも違うんだろうし。だけどせめて、「おつかれさま」「ありがとう」は言いたかったなとおもう。
f:id:toufux:20160809164847j:plain
まなかは賢い子でした。その賢さゆえに「あざとい」と言われることもあったけど、そしたらつぎはその「あざとい」を武器にしてくる応用力の高さと客観性があったよね。わたしもデビュー当時こうやって書いてました。

まなかんの一番すきなところは人の話をしっかり聞いていて、かつ「聞いていますよ」という態度ができるところです。相槌がうまい。相手の話のあとに自分が話したいことがあるとき先走ったりでしゃばったりせずきちんと受け答えをしてから、自分の話に導入することができるんですよね。
新人中学生を3人抱えるカントリー・ガールズにとってこんなに頼りになる存在はありがたくMCでも他の子同士のやりとりを、ふんふんって大きくにこにこうなづいている様子が印象的です。
突き進め!カントリー・ガールズ! - とうふ油

この巧さ、文字で書いても伝わらないとおもうけど、カンガルの皮肉っていじって開き直って呆れるというパワー系のおしゃべりには、まなかの的確な相槌がないと作り物すぎて台無しだったと思わされる場面いくつもあったし(とくにデビュー曲キャンペーンなんかは)、グループトークを牽引してるのはももちPMだけど、その空気感を弁えてたのはまなかだったとおもう。

あと声、あのハリのある高い独特のぶりぶりした声は、グループの声色のバランスとしても必要不可欠でしょ。
まなかが居てほしかった理由、あげればキリがないけど、やっぱりなにより「北海道出身」って部分を欠いてしまうのはとても心苦しい。カントリーの誕生するきっかけであり、どれほどその熱意があったかは結成当時の里田さんのブログをとってもすさまじく、べつに今のハロプロでアイドルやってることがなにかにつながっているとは思えないけどまなかがカントリーガールズとして活動するのは、なにか継承のような、カントリーとしてのこだわりのような気がしてたんだよね。メジャーの発表も、イベントも、北海道のことこれ以上ないくらいスペシャルな場所として扱ってたわけだし。
べつに北海道出身者がいなくなったって、カントリーガールズがなにか変わるわけではないだろうけど、なんとなく後ろめたいよ。なんでわたしがそんな気持ちになっちゃうのか分かんないけど。
f:id:toufux:20160809165131p:plain
昨年のうたちゃんに続き、2年目にして2人を失うことになったわけだけど、なんか違和感がすごいというか…、ううん。2人ともふつうに活動たのしんでやりがい感じてたように思ってたんだけどな。野心的というか、急に意欲がなくなったようにはとても見えなかったし。泣く泣く決断せざるえない状況に追い込まれたってことなんでしょうか。そうだとすると、なかなかしんどいしつらい(わたしが)
「もう嫌になったからやめまーす」って手を振ってくれたほうがまだ救いがあるよ。どちらにしても失うつらさは伴うけども。好きな子が好きな活動をできないんじゃないかと悩んでる日々があったこと、願い通りの結末にならなかったんじゃないかという可能性、そういうのほんとしんどいので。

ハロプロのなかでいまなにが起こってるのか分からない。今回のことだって、苦渋の決断なのか、諦めなのか、本人の希望なのか、まるで見えないし。こういうとき「次の夢ができたので」とか「活動に達成感を」とかでごまかしてくれないところがアップフロントの辛辣なとこだよね。卒業イベントができないときのアップフロントのばか正直さはほんとにばか。
推測だけども4月の時点であの事務所が諸々の返金に対応したということは、そのときから辞める方向で動いてたんだろうとは思うし、グリーディングDVDのリリースも撮ったものはいまのうち出しておかないともったいないって空気は察してたよ。でもその都度「いやいや大丈夫、大丈夫」ってわたしがわたし自身に言い聞かせてごまかしてきたこともふくめて切ない。切なさがすごい。

ハロプロはなにかと北海道にこだわってるとこがあるから、これから地元でなにかお仕事続けるのかもしれないし、またまなかに会える日がくるかもしれない。喘息っていって辞めたんだからあんまりすぐには無理だろうけどいつかちょっと歌ってくれるかもしれないし、自慢のダンスが見れる日だって閉ざされたわけじゃない。だけど、わたしはいまのまなかに「ありがとう」「おつかれさま」と言いたいのだよ。いま、いまなんだよ。

f:id:toufux:20160809164921j:plain
まなか、ありがとう!おつかれさま!だいすきだよ。

「ザ☆ピ~ス!」という選挙ソング

参議院選がありましたね!今月末には都知事選もある。街頭やら地方周りやらで外でにこにこするに決まってるのに過酷な真夏が選挙の季節になっちゃってるの、汗水たらして日焼けしてここまでがんばってんのよ~おろろろーんって演歌的な心に訴えかけてくる泣き落としっぽさがある。

選挙のはなしがしたかったわけじゃなくて、選挙の日にいつも聞いて口ずさんでしまう曲、モーニング娘。「ザ☆ピ~ス!」のはなしだよ。
この曲がリリースされたのは2001年!なんといまから15年も前のこと。娘。ファン的には「黄金の9人」としてその後も大切に扱われることになるこの曲が、なぜ選挙の曲なのか。

選挙の日って うちじゃなぜか
投票行って 外食するんだ

この歌詞があったからに他なりません。

The Piece

www.youtube.com

そもそもこの「ザ☆ピ~ス!」という曲はファンキーでハッピーでゴールドで、めちゃくちゃテクニカルなつんくサウンドで、楽曲としてのすばらしさはもちろんあるんだけど、とつぜん歌われるこの「選挙の日に外食する」という歌詞。
初めてこの曲を聞いた小学生のわたしは、なんだそれ…※□☆~アハハハ~と、気にもしていませんでした。だってつんくの歌詞いつも意味不明だし、脈絡ないし、こういうヘンテコなのがモーニング娘。でしょ?アハハ~~~そんなことよりピース!ピース!ピース!ああああ梨華ちゃんかわいいよー!というかんじ。


だけど、20歳を超えてはじめての選挙をむかえるときふとこのフレーズを思い出し、気付いたのです。この曲のタイトルが「ザ☆ピ~ス(平和)」だということに。
この曲は平和の曲、それも「平和であろう」とか「平和を願う」とかそういう希望のはなしではなく「これが平和」と名付けられた曲。

好きなひとが優しかった うれしい出来事が増えました
大事なひとがわかってくれた 感動的な出来事となりました

この曲は、主人公の当たり前だけど当たり前じゃないとっておきの出来事をならべて、日常にあふれる数多の平和を掴んでいこうというメッセージが込められています。「デリバリーピザのサイズをLかMかいつも悩むこと」も「英会話スクール入ったきり行けてないこと」も、日常のちょっとしたことをつまみだしてはうれしい・感動・ピースとおおげさに高らかにそして楽しそうに歌うのです。
そのなかのひとつが「選挙の日ってうちじゃなぜか 投票行って外食するんだ」で、これもまたひとつの主人公の感じる当たり前だけど当たり前じゃない平和なんだとおもう。

特別な体験

ところで、選挙の日に投票のあと外食したことってありますか?わたしはあります。そしてそれはとてもドキドキしたことを思い出す。
投票のために自分の通っている小学校にお父さんとお母さんと一緒に出向くことが特別だし、おやすみの日曜日に学校にいくのも特別だし、なのに学校でいつも見かけるクラスメイトや部活の子に会うのも特別だし、いつもはふつうにおしゃべりしてるのにお互い親がいるからかぎこちなく上っ面の会話だけして別れていくのも特別だし、なんとなく、あの日のすべての体験がわたしにとって「いつもとちがう特別なこと」でした。
そのあとの外食、どこでなに食べたんだっけなあ…あんまり覚えてないけど、近所のいつも行くような定食屋さんやレストランでなにげない食事をしたとおもう。さっきの特別な、いつもとちがう状況からの家族での食事。お父さんとお母さんとお姉ちゃんと、家族みんなでごはんを食べるのってうれしいなって、いつもは別になにも思わないのに、なんでかそうおもってウキウキふわふわした気がする。
わたしのこの体験や感覚のことを歌っているのかは分からないけど、あの日のことが「当たり前だけど当たり前じゃない平和」だと歌われているのなら、たしかにそうかもっておもうんだよね。

そしてあれから15年経って、やっぱり選挙の日って平和のことをまじめに考える特別な日だなっておもうんです。
わたしはほんともう、ただの一般OLで、政治のことも人並みにしか知らないし、支持してる政党もなければ、日常のことで頭がいっぱいで国のこととかちゃんと考えられる余裕もないです。でもやっぱ選挙の日だけは、ちょっとだけ将来のこととか、せめて今ってどうなんだろうとかよぎったりして。
あのころとはちょっと意味は変わってしまったけども、わたしの求める「平和」のことすこし気にしたりする。

「選挙の日ってうちじゃなぜか 投票行って外食するんだ」のあとの歌詞は

奇跡見たい すてきな未来

将来の希望がどこか他人まかせで、でも奇跡が見たい!すてきな未来がいい!って願ってるのがとてもわたしの一票らしくて親近感ある。

意味のないままの「ザ☆ピ~ス」

小学生だったわたしは、一心不乱にテレビの娘。たちと一緒にピースピースしまくるピースマシンと化していて、メンバー9人分の振り付けすべて覚えていて、学校で「今日はあいぼんやるね!」なんつって日替わりで踊ってはピースし、保田役をやりたがる子がいなくてじゃんけんで負けたら保田という名の罰ゲームに怯えながらピースし、とにかく寝ても覚めてもピース。右向いても左向いてもピースに次ぐピースをしていたのです。

HO~ほら行こうぜ そうだ みんな行こうぜ
さ~ほら歌おうぜ そうだ みんな歌おうぜ
HO~ほら誓おうぜ そうだ みんな誓おうぜ
さ~ほら愛そうぜ 最高級で愛そうぜ

みんなでどこに行くのか、みんなでなにを歌うのか、みんなでなにを誓うのか、みんなでなにを愛するのか、あのころのわたしはなにも分かってなかったんだよね。いまもよく分からないんだけど。ただHO~HO~と片手を挙げてモーニング娘。のマネをしてるのがちょーたのしかった。最高だった。

EVERYBODY GET UP
ウチらが住む 未来だぜ LET'S GET UP!

ここのごっちんのキレのある動きすきだ~~~なんてことしか思わなかった。ウチらが住む未来だぜなんて歌詞、意味も分からず歌ってた。


「選挙の曲」なんていってしまうほど浅くないし、もしそうだとしてもそうやって紹介されてこなかったから、これからも「ザ☆ピ~ス」はなにも変わらないパーティーソングなんだとおもう。そのための「☆」であり「~」だし!曲名でめいっぱいふざけててるのアピールしてるからね!

だけど、この曲ととも育ってきてしあわせだったとわたしはおもう。当たり前だけど当たり前じゃない特別な出来事のなかにピースがあって、それを守るために歌って愛して、じぶんたちの未来をじぶんで考えようって教えてくれてたなっていまになっておもうんだよね。
政治めいた解釈も思想もない、人気絶頂のアイドルグループがピース!ピース!とかわいく指2本をおでこに掲げて、それをみんなでマネした曲、それだけでいいとおもう。
みんなでワイワイ踊りながらなにも考えずにピース!ピース!するの、ちょうたのしい!

選挙の季節に、未来の平和のことをちょっぴりかんがえて、そのときに流れている曲が「ザ☆ピ~ス!」だってことが、とてもハッピー。

とうふを作ってほしい

「とうふ油」というこのブログの説明文は「とうふとアイドルについて」となっているので、なんの抵抗もなくとうふのはなしをたまにします。今日はその回だよ。

ぜひね、とうふを作ってほしいのです!!!!!!
今日いいたいことはそれだけ、ほんとにそれだけよ。

できたてのとうふが一番おいしい

これまでわたしは「おいしいとうふってどこ?」とか「とうふのおすすめは?」と聞かれるたびに、いろいろと説明しては最後に必ず、じぶんで作ってみるといいよ!と付け加えてました。でもこれじゃなかなか伝わらない。とうふを作ってみろなんて、とうふ好きの究極のかたちであって、めっちゃこだわってるとうふマニアの戯言だと、たぶんそうやって流されてきました。
でもね、ちがうんだよ。こだわりとか好みとか手間とかそういうのを差し引いて、とうふがいちばんおいしくいただけるのは、作った直後なのです!だから、わたしはおいしいとうふが食べたければなんの目利きも味比べも必要ない、じぶんで作ってみて!と言い続けてたのです。

意外に思われるかもしれませんが、とうふは鮮度が命です。生鮮食品でもないのにそんな…っておもうでしょ?とうふは作った直後が最高で、そこからじわじわと品質を落とし続けていく生ものであるという認識をもってるひとは案外少ない。「元彼への未練よりとうふのおいしさは短い」って名言もあるくらいだよ。(わたしが作った言葉だよ。使っていいよ。)

文章でその鮮度の大切さをお伝えするのはなかなか難しいんだけど、たとえば、スーパーにとうふって並んでますよね。ちょっと大きい店なら何種類も置いてある。その生産元を確認してください。その地区、あるいはそこから流通しやすい他府県のとうふしか陳列されてないはずです。九州のほうで有名でおいしいとされてるとうふ生産メーカーのとうふが東京で買えるかといえば、不可能といっていいでしょう。
また、地方の有名な老舗とうふ店のとうふを「お取り寄せ」したいな~とおもって検索しても、たぶん配送には応じてないでしょう。*1それくらい鮮度、時間が重要なのです。
余談だけど、わたしは京都出身なので家族や友達が上京してくるときは必ずとうふを買ってきてくれないかお願いするよ。それくらいその地方のとうふをいただけるのは貴重なんだよ。みんなも東京にくるときには地元のとうふ持参でよろしく。わたしが喜んできみを抱きしめるよ。
ですんで!ぜひ!じぶんで作って、できたてを味わってもらいたいと!鮮度抜群のとうふを食べてほしいと!

めちゃくちゃ簡単につくれる

こだわりとか好みとか手間とかを差し引いても、手づくりのとうふを作るべきだ!と言いましたが、とうふをつくるのはとても簡単なのです。そしてはっきりいってなにも気にしなくてもけっこうおいしいのが作れる。
さすがにプロのとうふ屋さんのおいしさと等しいものができるかといえば、温度なり水なり豆なりにこだわってるほうがおいしいに決まってるのであれですが、スーパーに並んでる1パック98円のとうふくらいなら誰でも余裕で勝ちます。あなたの勝利は間違いない。この勝ち戦、やらないってほうがおかしいでしょ。
ざっと、レシピを説明するとこんなかんじ。

器に無調整の豆乳とにがりを入れて温める。

みてよこれ、1行で終わりでやんの。こんな簡単なことあるかよ。
大豆から作ろうとすれば、もうちょっと手間はかかりますが、最低手数でやるなら、ほんとにこれだけだよ。

さすがにこれだけだと作ろうにもピンとこないとおもうから少しだけポイントをお伝えすると、なめらかに作るにはにがりを混ぜるまえの豆乳は冷やしておいたほうが安全です(夏場はとくに)。まあ…それくらいかなっ!ポイントおわり。
「温める」というのは、正直なんでもよくて、蒸し器あるならそれでもいいし、いちばん簡単なのはレンチン、あとはお湯を張ったお鍋にinするだけでもいい。
四角いとうふが作りたければそのへんのタッパーでやるといいし、わたしが好きなのはマグガップとかにいれて作るやつ。かわいいし手軽だし出来上がったあと切らなくていいので。
やわらかめが好きならにがりを水で薄めるとか、プルプルしたのが好きなら加熱時間を調節するとか、コツはあるけど、クックパッドあたりに無数にレシピがあるから適当に検索してつくってみて。
1人前の容量がはっきりあるわけでもないからなんとも表現しづらいけど、まあふつうに4人前くらい(豆乳400ml)なら10分かからずできるよ。
ちなみににがりは確実にどこのスーパーでも売ってるので、見たことないな~ってひとはあなたがにがりへの興味がなかっただけだよ。にがりはいつでもあなたを待ってたよ。

おいしいとうふの出来上がり。

f:id:toufux:20160704114200j:plain
そうこうして、簡単あらあっというまに完成したとうふ。
あなたの好きなように食べちゃってください!ポン酢でも醤油でも、ネギかけてもかつおぶしかけてもなんでもいいよ。
ただ、初めて作ったひとはまず温かいほやほやでぷるぷるのとうふを食べてみてほしい。あのちゅるちゅるとろとろの食感は他にはない。作り方次第ではほんとにホイップクリームみたいにやわらかいから、箸ではなくスプーンですくって食べるとうふとして味わってみるのもいいと思うよ。完全に「固まりたてほやほや」あるいは「固まりかけ」の状態は作らないと食べれないからね。ぜひ。(ちなみに熱が冷めるとだんだん固さが増していくので、お料理に使いたいときはこのまま冷蔵庫に入れちゃったほうがいい。)
あとはやっぱり鮮度、豆乳の種類(もしくは大豆の種類)にもよるんだけど、豆の甘さをじんわり感じられるし、なによりみずみずしさがちがう!たかが既製品の豆乳でここまで鮮度とみずみずしさを感じられるなんてにわかには信じられないほど。


あと、応用編としては鍋に直接豆乳をいれて、温めて湯葉をつくって、まずはそっちを楽しむ。そんで残った豆乳ににがりを投入して固めてとうふを作る、というだいぶ簡単に豆乳料理が2つもできるので、豆乳をたくさん買っちゃったひとはこっちもおすすめだよ。
一応、ゴマを加えたり卵を混ぜたりオリジナルのとうふも思いのままに作れるけど、そこまでハマらなくてもふつうのとうふをふつうに楽しむだけで十分最高です。

とうふはダイエットにももちろんいいし、お肌にもいいし、おっぱい大きくするのにもいいし、それはつまりキレイになるし、モテるし、ちやほやされるし、お金持ちになれるってことです。やったね!君の人生をとうふで変えてみないか!

ということで以上です。おわり。まじでとうふの記事だったでしょ。

*1:一部加工品はあるかもしれないけど、生のとうふはやってないことのほうが多い

あらし、いつから「歌衣装」なくなったんだっけな。

あらし、いつから「歌衣装」なくなったんだっけな。

歌番組といえば、わたしのきみのお前らのみんなの生きがいであり、血眼にしてかぶりつき、汗水たらして死ぬほどみる、露出の中でもとびっきり重要度の高い番組だとおもうんだけど、ふと歌衣装のことが気になったのです。
歌衣装それは…、このシングルにはこの服!!!と、決め打ちであてがわれるその身なり。最近でいうとへいせいじゃんぷの湘南乃風みたいな夏曲の腰ミノとか…。
f:id:toufux:20160627164900p:plain
これこれ~~~!踊っても喋っても歌っても移動するだけでもとにかく全員でいつでもどこでも昼でも夜でも朝でもしゃらしゃら腰ミノ鳴らしてたじゃんぷくん。
歌番組の露出で何度かみた格好は、その曲のイメージとなり、なんとなく記憶に刷り込まれるよね。曲名は知らなくても衣装と曲調は覚えてるわけで。

そんで、あらしなんだけど、最近とんと歌衣装見ないなあー…とふと思い始めてはや数年。
どの歌番組でも毎回それなりの服を用意されて、いつもちがう格好してるんだよね。なんだかよくわかんないけど、「誂われてる」かんじがして、ちょっと偉い人感ある。知らんけど。
そうやって何年かたつと「歌衣装」という概念がなくなり、当たり前みたいに毎回ちがう格好でMステに出てマイク片手にウインクを決め、こっちを指さしてくれるのである。
歌衣装がない、つまり新しい格好がみれるというのは、たのしい。しかし寂しい。
あの曲はあの衣装!というドンズバのイメージが薄れてしまって、1着の衣装で勝訴だの敗訴だの一喜一憂した(だってその曲の露出のすべてが1着だから)ことになつかしくなってるのです。

いまパっと思い浮かぶ最後の歌衣装っていうと、OneLoveかな…??
あーまってまって、アルバムのリード曲だと同じ衣装着てるか…??
なんてもやもや考えてるより調べてみよう!とおもってこれを書いてるよ。

さあて、あらしの歌衣装がなくなったのいつだとおもう??考えてみて。(急なクイズ形式)

歌衣装の定義を決めたよ。

まずここで調べるまえに「歌衣装」、おれの定義を確認するよ。

(1)PVもしくはジャケットと、歌番組で着た衣装で判断
(2)2回以上登場している
(3)新曲コメントなどの歌披露のない露出は除外

(1)調べ始めたら…参った、困った、助けて。デビュー当時の嵐くんったら、もう出まくりなのであるよ。ジュニアの番組で、バレーボールの体育館で、とにかくいろんなところで、今日もテレビで悲惨な時代だって言っちゃってるんです。そらあ、ちょっと僕には無理だ。調べられない。追い切れない。ってことで、「歌番組」だけに限定させてください。*1

(2)2回っていうとかなり少ないかんじするしそれを歌衣装にしてしまっていいものかと思ったけど、あらしは自分の番組で曲を披露してこなかった、つまりMステでしか新曲披露しないという号泣するしかない時期があるのです。その涙は川となり海となり、ちかごろの地球の水位があがってんのはこれが理由ってわけ。
どうがんばっても泣いてもわめいても回数稼げないので、定義条件を2回としました。つまり、「PVもしくはジャケ+歌番組」or「歌番組で複数回」のいずれかの場合です。

(3)これも追い切れない限界というものがありまして。しかも、歌収録のあとにコメントを録っていて別々に放送されて(いるんだろうなと予想でき)るのは、もう複数回着用した衣装じゃないでしょ、それは1回でしょ。

これは、おれの定義だからね。いま、勝手に、気ままに、適当に、つくっただけの定義なので、ハ?とおもったひとは、ハ?の気持ち出さずそのまましまっておいてください。いい?異論は、入力も出力もないで。
そんなわけで、全49枚のシングルの歌衣装について新曲披露とされているシーンをわたしが総力をあげて調べたので、ついてきてください。いくぞ。

Daylight

f:id:toufux:20160624165949j:plain
まずはDaylight。はいぜんぶちがうね。歌衣装なし!
ラフなジャケットやカーディガンに、グレーと黒の大人しめなスタイリングで統一。櫻井くんはとにかく胸元をざっくり開けるし、とにかくジャケットでもかまわず腕まくりしたいんだな。

I seek

f:id:toufux:20160624165907p:plain
I seek。こっちもぜんぶちがう。歌衣装なし!!
PVの衣装見づらいけど、なんか全体的にベカベカしたチャラい大人スマートなかんじかしらね。

復活LOVE

f:id:toufux:20160624170820p:plain
あーもう、全体的にまっ黒でどれがどれでもおんなじザンスってかんじだけど、これも全部違います。おなじテーマでおなじテイストでも衣装を変えてる。嵐にしやがれ(いちばん下)でお揃いの衣装だったのはかなり珍しい。

え…この調子でいくよ?だいじょうぶ?このまま永遠に歌衣装を探しもとめるたび続きますけど???
はやくクイズの答えおしえてくれって方はずずずずいーっとスクロールしてね。

心の空

f:id:toufux:20160624174230p:plain
ウエーーーーイ!歌衣装ヘーーーーイ!
心の空は、PVもMステもおなじ衣装だったよ。この曲のために用意されたこの曲用の衣装、これよこれが歌衣装。やっぱりアルバム曲はPVの衣装そのまま着てるっぽい。なんの基準でそうしてるのかは分かんないけども。

愛を叫べ

f:id:toufux:20160624175116p:plain
あー5人でおそろいの振り付けしてんのかわいすぎかよーーーーー。(歌衣装ありませんでした)

・・・・ん!?
f:id:toufux:20160624175425p:plain
愛を叫べは振り付けビデオが存在するんだけど、このときの衣装がアー写(ジャケ写ではない)とおなじ衣装だ!うわ…。さっきじぶんでつくった「おれの定義」で想定していなかった事象なんだけども…。こんなすぐ定義外にぶちあたることあるかよ。
白いスーツで蝶ネクタイ。まさにこの曲のための衣装。だけども、一応これはおれの定義はクリアしてないので、歌衣装ではないと判断します。ってことで歌衣装はいつからなくなったかの旅、まだまだ続きます。

青空の下、キミのとなり

f:id:toufux:20160626191404p:plain
PVとジャケットはおなじ衣装だったよ。しかし「歌番組で着ている」ことが条件なので、これも歌衣装なし。

sakura

f:id:toufux:20160626192606p:plain
ううう…、ぜんぶ黒でわかりづらいけど、これも全てちがう衣装だよ。
しやがれ(一番下)はまた5人お揃いのくつにお揃いの衣装。

Zero-G

f:id:toufux:20160626193649p:plain
これも歌番組(Mステ1回)とはちがったんだけど、この白いほうの衣装はコンサートでZero-Gのときに着てたやつだね。
f:id:toufux:20160626193742p:plain
コンサートではインナーはシルバーのメタリックな素材になってる。
コンサート衣装で歌番組に出演する、というのは実は歌番組のレギュラー放送ではめずらしい。特番ではがっつりコンサート衣装だけどね!(そっちも興味あるけど、それはまた別記事で)

誰も知らない

f:id:toufux:20160626235605p:plain
真っ黒と、ストライプと、ダークレッドと。ひとつの曲なのにそれぞれイメージがちがう。

GUTS !

f:id:toufux:20160627000048p:plain
30歳超えて、制服モチーフの衣装でビバ青春うたうとはおもわなかった。

Bittersweet

f:id:toufux:20160627000652p:plain
もうぜんぜん歌衣装でてくる気配ない。

P・A・R・A・D・O・X

f:id:toufux:20160627000932p:plain
PVの5ショット衣装がちゃんとみえるシーン探すのだいぶ苦労した。これほぼバックからの照明で影みたいなのしか見えないんだよね。Mステはギラギラ。
アルバム曲は歌衣装あるっておもってたけど、そんなこともないのか。

Endless Game

f:id:toufux:20160627001427p:plain
Endless Gameも新曲披露のタイミングはMステの1回きりかー。もっとみたいよねえええええええ。
PVもMステもびみょうにメンカラーっぽい雰囲気なのが共通点。

Breathless

f:id:toufux:20160627093614p:plain
くろい!!!5ショットにすると暗すぎてどんな格好かわかんないPV!これも歌衣装なし。
直後のMステスペシャルでも披露してたけど、歌衣装の調査なので新曲披露のタイミングが有力だとおもって貼ってません。いまさら注釈いれてわるいね。出演回数と勘定があわないのはそういうことですの。

Calling

f:id:toufux:20160627093919p:plain
Breathlessと両A面だったので新曲披露もおなじタイミングだったよ。つまりさっきと同じ衣装。このサイズでみるとバックダンサーとあらしの区別がつかない。それくらい全員ひとりのこらず黒。
ところでこの両A面シングルを「相葉ちゃんのニノのやつ」って覚えてるおおのくんめっちゃかわいくて最高じゃないですか。

Your Eyes

f:id:toufux:20160627100015p:plain
またPVの5ショット暗いよ…。ぜんぜん衣装わかんないじゃんかねー。だもんでふつうの画像ものせとく。
こういう格好してました。
f:id:toufux:20160627100021p:plain
これもPVとMステでけっこうイメージちがう服だね。じゅんちゃんはカンフーの使い手だ。

face down

f:id:toufux:20160627101810p:plain
ん!?これは!!!!?もしかして見つけた!!?
f:id:toufux:20160627101814p:plain
いやよくみるとピッタリ黒というだけで、だいぶちがいました。っふう…あぶねえあぶねえ。にのみやくんが歌番組だとバングルを右腕に替えてた。

ワイルドアットハート

f:id:toufux:20160627100956p:plain
気まぐれにPVの衣装2着ともいれてみた。(どっちも歌衣装っぽいから)Mステはインナーが青、HEY!HEY!HEY!は赤だね。

迷宮ラブソング

f:id:toufux:20160627113755p:plain
PVの衣装めっちゃ分かりやすいシーンいっぱいあるーーーーーやったーーーー!
って喜んでたら…!あ!ああん!????これは!!!!???Mステ(真ん中)とHEY!HEY!HEY!(一番下)がおなじ衣装ではないか!???

いや?おやおやおや?あいばくんだけシャツの色が白黒ちがうか。さくちんのネクタイもちがうっぽい。
f:id:toufux:20160627113805p:plain
f:id:toufux:20160627113812p:plain
しかしこれはもう「ほぼ歌衣装」と言っていいでしょ!歌衣装認定です!フ~~~~~~!ドンパフ!

わたしの記憶では完全に失念してたけど、迷宮ラブソングはリリース当時の新曲として披露した歌番組では同じ衣装を着てたよ。
迷宮さあ、めちゃくちゃ歌ってるし(Mステスペシャル、ベストアーティスト、HEY!HEY!HEY!スペシャル、FNS歌謡祭でもやってる)記憶がごちゃごちゃになって毎回ちがう衣装着てるもんだとばっかりおもってた。しかもなんか曲の世界観がフォーマルな装いならどれでもハマりそうでいかようにもバリエーション付けられるからめちゃくちゃ意外だったな~。

まだ見ぬ世界へ

f:id:toufux:20160627114644p:plain
アルバム曲。これも歌衣装ですね。せっかくなのでバックショットもいれてみたよ。Mステが完全にPVのセットに寄せてつくってくれてた。

Lotus

f:id:toufux:20160627130753p:plain
衣装はちがう。
そんなことより、バーテンダーのシャカシャカアピールするあいばくんとドヤるメンバーかわいぽよ~♡
f:id:toufux:20160627130807p:plain

果てない空

f:id:toufux:20160627131547p:plain
さあさ!ここから驚異のシングル年間6枚リリース年に突入でっせ。

Dear Snow

f:id:toufux:20160627132435p:plain
日本列島がどよめいた土足で畳PV、そしてMステの大量の雪まみれ。
Dear Snow、曲としては地味なポジションなのにいわく付きすぎと思うの。

Love Rainbow

f:id:toufux:20160627133103p:plain
Love Rainbowスペシャルやらなんだで、けっこう披露回数多いからあんまり覚えてなかったけど、夏曲なのに厚着感あるね。あとPVがマジ謎。この時期のあらしさんのPVもれなく歩いて、風にふかれて、たたずんで、ただ歌ってるから、謎シーンのPV多いんだよね。
忙しさを察することしか。

To be free

f:id:toufux:20160627133419p:plain
なんかもう全く歌衣装でてくる気配ないほどの私服風衣装。こうやって今みると、わりとちゃらめなの着せられてるよね。
ちなみにこの年、7月~11月までMステには毎月出演してすべて違う曲で新曲を披露しているほどのリリース過多っぷり。忙しかったよ…あらしもわたしも。

Monster

f:id:toufux:20160627134645p:plain
うわ!PV(一番上)とMステ(真ん中)がおなじ衣装!!!これはまさしく歌衣装に認定だ!やったやった!

はいこれ間違いないですね。モンスターポーズかわいすぎるなまったく。
f:id:toufux:20160627134654p:plain

Troublemaker

f:id:toufux:20160627140235p:plain
だいたいのMステは、通常回で新曲披露→スペシャル出るパターンなんだけど、これだけはスペシャルで披露してから翌週の通常回でまたおなじ曲で出てたので両方キャプってみた。(さっくんのCGおもしろいからどうしても入れたかった)
通常放送は上から2番目のMステと、一番下のうたばんなんだけど、どっちもつなぎ着てる。っていうかここからうたばんが復活するのか!うおおおおお

マイガール

f:id:toufux:20160627142040p:plain
冬服でもこもこしてるのかわいいかわいいかわいいぜんぶかわいい。
2010年ほどじゃないけど、この2009年もシングル5枚出してんのか、すげーな。

Everything

f:id:toufux:20160627142854p:plain
Mステ、HEY!HEY!HEY!、うたばん、執拗なまでにイントロのにのみやくんがにゅんにゅん行進してるシーンを撮ったぞ。MステとHEY!の衣装はおなじなのでこれも「歌衣装あり」の曲。
じゅんがめっちゃ黒いのは、異国のひとの役をしてるときだからだね。2016年に改めて受け止める、異国人の役でまっくろパンパンになった潤、めちゃくちゃおもしろいな。なんだよそれ。

明日への記憶

f:id:toufux:20160627143933p:plain
一番下、驚愕の解像度の悪さでごめん。だれがだれやらってレベルだな。しかもうたばん(一番下)とHEY!HEY!HEY!おそらくおなじ衣装だったのに、肝心のHEY!HEY!HEY!の画像がなくて検証できないという事態に。このDVD-R実家に置いたままですぐ持ってこれなかった、ごめん。
お詫びにめっちゃ黒いわらう潤置いとくわ。
f:id:toufux:20160627144201p:plain
ちなみにぐぐって見つけたHEY!HEY!HEY!のやつはこれ。これが歌衣装です。
f:id:toufux:20160627145825p:plain

Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~

f:id:toufux:20160627145223p:plain
ジャケット、ベスト、スウェットとか形はほぼ一緒なんだけど、アイテムをちょこちょこ変えるという。PVよりもテレビのほうが色彩がハッキリしたやつを着てるっぽい。これは歌衣装と言っていいものか、、、。うーむ。

Believe

f:id:toufux:20160627153853p:plain
HEY!HEY!HEY!、ステージが青暗くて照明も前からしか当たってなくてただでさえどんな衣装か見づらいうえにプシュープシュプシューって炭ガスがすごくてぜんぜん見えないよ!(とつぜんの怒り)ってことでトーク部分のを貼ってるよ。
これもクレイジームーンと同じく、アイテムだけ変えてるね。じゅんはずっと長いコートきてるし、にのみやくんはずっと肩パットがすごい。

まとめ

なんかものすごく見づらくなってきたので、一旦ここで締めます。結果はこちら。

リリース日 曲名 歌衣装の有無
2016年5月18日 I seek ×
2016年5月18日 Daylight ×
2016年2月24日 復活LOVE ×
2015年9月2日 愛を叫べ ×
2015年5月13日 青空の下、キミのとなり ×
2015年2月25日 Sakura ×
2014年5月28日 誰も知らない ×
2014年4月30日 GUTS ! ×
2014年2月12日 Bittersweet ×
2013年5月29日 Endless Game ×
2013年3月6日 Calling ×
2013年3月6日 Breathless ×
2012年6月6日 Your Eyes ×
2012年5月9日 Face Down ×
2012年3月7日 ワイルド アット ハート ×
2011年11月2日 迷宮ラブソング
2011年2月23日 Lotus ×
2010年11月10日 果てない空 ×
2010年10月6日 Dear Snow ×
2010年9月8日 Løve Rainbow ×
2010年7月7日 To be free ×
2010年5月19日 Monster
2010年3月3日 Troublemaker ×
2009年11月11日 マイガール ×
2009年7月1日 Everything
2009年5月27日 明日の記憶
2009年5月27日 Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜


ここ数年はとんと「歌衣装」の存在が消えていて、だんだん古くなるにつれ登場し始めたといったところでしょうか。10周年を期になくなったとも言いかえられるかもしれない。
個人的には迷宮ラブソングに歌衣装があったことに驚いたのと、とにかくHEY!HEY!HEY!の歌ってるとこのキャプは撮りづらくてさいあくという感想だよ。それと、PVの明るさなんとかしろよという気付きがありましたので、日々是気付だよな(ワクワク行けてないよばかやろう)
アルバム曲は歌衣装あるって勝手に思ってたけど、ここまでで4分の2しかない。

とりあえず前半戦を終えたところで、もうすでに結構飽きちゃったので、またしばらくしたら後半を書きます。
あとねえ、ジャニーズ大集合(カウントダウン、ミュージックデイなど)のコンサート衣装の変遷をたどりたい!!直近のコンサート衣装のなかでどれが相応しいのか考えてるだけでまじたのしいよね!みんなで予想屋さんやろうよ。

*1:ちなみに夜もヒッパレは歌番組ではないということにしたよいま決めた。

℃-uteちゃんの未来をみたい。

◆この記事は6月22日に書かれたものですが、℃-ute解散発表後に泣きながら公開しました。


℃-uteちゃん、ハロプロだからいいのか、ハロプロじゃないほうがいいのか分からない。
f:id:toufux:20160622183227j:plain

春ツアーおつかれさまでした。最終武道館公演も大成功でやったね、よかったね、最高だね。今回のツアー、個人的にはここ数年の℃-uteのなかで一番すきな公演だったから、達成感もひとしお。℃-uteで遠征キメたのもチケット買い足したのもひさしぶりで、コンサートに行きたい!℃-uteを観たい!の一心で移動手段から宿やらを確保する手間をかけている快感というか、℃-uteのためにここまで尽力するよろこびに酔ってました。
www.barks.jp

ほんとに傑作のコンサートだったとおもうし、メンバーもスタッフもこれ以上ないパフォーマンスをみせてくれてたとおもう。ほんとに大満足。
ただ、完璧に楽しめたからこそ、以前より増して「℃-uteってこのままハロプロにいる意味あんのかな」という疑念がわいてきた。ハロプロにいる意味…というと具体的過ぎてぎゃくに適切じゃないか。なんだろうな、アイドルの枠のなかで良いと言われ続ける意味…というほうがいいかもしれない。
_________

わたしは、アーティストになれとか、アイドルじゃないほうがいいとかそういうことが言いたいわけではないんだよ。いつだっていつまでだって誰がなんと言ったって℃-uteはわたしにとってアイドルだ!そこは絶対に譲らないよ。
℃-uteはかねてから、ハロプロのパフォーマンスの先頭を切って走り続けてきたグループであり、いまはハロプロ全体の序列トップに君臨する立場にまでなったわけだけど、じゃあここからこの先どうなるの???というビジョンがあまりない。いや知らないよ?事務所にはあるのかもしれないけども。だけど、わたしには見えない。

℃-uteは、アイドルのなかではすごいビジュアルのグルーヴを保っていて、アイドルのなかではすごいダンスも繊細で、アイドルのなかではすごい歌唱力もあって、わたしだってそうおもう。そうやって憧れてきた。そこをみんなに知ってほしくて躍起になって必死に応援してた部分すらある。
ここ数年の℃-uteのパフォーマンスの安定感ったらなくて、目に見えてすばらしくて、わたしの気持ちが実を結んだというわけではないけどようやく「本当はすごい」から「本当にすごい」にだんだん評価を変えてきてるように感じてるんだよね。
「本当にすごい」と言わせるのは簡単なことではなくて、これまでの変遷や活動歴を振り返ってようやくここにきたという達成感すらある。いやもちろん、まだまだ知名度は十分じゃないし、活動を目いっぱいできているかといわれると余地はあるとおもうよ。だけどでも、そのじれったさを残してさえも充分に認めるに値するグループじゃない。もうほんとにすごいじゃない。
こうやって褒めて賛辞を送って、たぶん来年もおなじようなことで褒めて、再来年も同じようなことで最高って言ってるとおもう。
そのことに、だからなんなのよ、と思い始めたんだよね。

_________

℃-uteのことが大好きなんだよ。何回もいうけど、ほんとに好きなの。
だから、できればずっと活動していてほしいし、できればずっとステージをみたい。だから、このままでいいのかって不安がやってくる。ハロプロの年長者として牽引する役割がどれほど℃-uteにとってプラスなんだろう。アイドルなのに本当にすごいとこのまま言われることがどこまで℃-uteの未来を明るくしてくれるんだろうか。
いますぐどうこうという話ではなくてね、もっと広い目をもった人たちのもっとたくさんの目に触れて、そこで邁進できる環境が、そろそろ必要なんじゃないかなと思い始めたんだよね。

℃-uteのすごいところ、たくさんあるんだけど、その中のひとつに、「女子世界の雰囲気を保ちながらも徹底した体育会系」ってのがあって、そのギャップを両立できる独特のバランスが秀逸で唯一だなって思ってるんだけど、つまりそういうことで、このまま可憐なお姉さんとして超絶ステージをばんばんキメること、このまま年を重ねても魅力あふれる人たちでいること、いまの℃-uteなら絶対できる。
それに、昨今のハロプロといえば、ハロプロ自身であるにも関わらず実体のない幻想のような「ハロプロらしさ」を追いかけて捕まえられずに霧のなかをもがいているというかんじだけど、℃-uteはもうその段階じゃないとこにいるじゃない。
ハロプロという組織に固執する必要ない。むしろハロプロであるがゆえに若くてフレッシュなアイドル集団としか見てもらえない状況だってあるかもしれない。それってもったいないな、ということで、冒頭のハロプロにいる意味あるのかな」になるわけですよ。

℃-uteを一般化したいとか、大それたブランがあるわけじゃないけど、なんとなくこのまま閉鎖的な場所に閉じ込めておくのはもういいんじゃないかなとおもう。解放ではなく、脱退でもなく、それこそ修了したという意味の「卒業」にふさわしい形で。
答えのないはなしをだらだらと書いて申し訳ないんだけども、ハロプロを卒業してほしいわけではないよ。ひとつの将来の選択肢として、仮にハロプロではなくなってもという提案よこれは。

かつて(もう10年前か!)ハロプロは「ワンダフルハーツ」と「エルダークラブ」に分裂したことがあって、OGや古株を現行のグループと線引きして組織にして、それからしばらくしてハロプロから卒業という流れをもって、諸先輩方はハロプロではなくなったわけだ。
個人の脱退や卒業、またはグループの解散以外でハロプロを抜けた事例は、この大改編のたった1度きり。だからまったく想像できない。だけど、つんくと心中したBerryz工房とはちがう道を歩みはじめた℃-uteは、これからの道も開拓できると信じてる。っていうかこのままジャングルかき分けなくてどうする。新しい島を見つけてくれよ。
変わらず露出しステージに立ち続け、いままでよりも最高の曲を、いままでよりも最上に歌い踊るグループの前例をつくってほしい。

あのとき、なんのために生きることを決めたんだ、生きるためだろう?だったら生き残れ!
f:id:toufux:20160622183241j:plain