とうふ油

とうふとアイドルについて

「ハロプロ スッペシャ~ル ハロー! プロジェクト×CDジャーナルの全インタビューを集めちゃいました! 」をとにかく読んでわたしと一緒にしあわせになってほしい。

2017年5月「ハロプロ スッペシャ~ル ハロー! プロジェクト×CDジャーナルの全インタビューを集めちゃいました! 」なる、公式ムック本が発売されました。
これが、えぐい。内容の充実度もさることながら重量約1.5キロ分厚さ4.5センチという、暴力的なパッケージによってどんなファンも黙らせる圧があるのです。

約5年分のインタビューを、オールカラー、600ページという大ボリュームでパッケージングしました。
再生を果たした道重さゆみ、活動休止中のBerryz工房、女優としてブレイク中の真野恵里菜ほか、卒業したメンバーの貴重な記事もノーカットで収録。
2017年はモーニング娘。結成20周年、2018年はハロー! プロジェクト20周年。
ふたたび注目を浴びているハロー! プロジェクトのヒストリーを語る上で外せないドキュメント本。
まさしくバイブル! 永久保存版です。

公式による内容説明はこんなかんじ。
CDジャーナルという雑誌のハロプロ掲載ページをまとめてくれてます。ちょっとした掲載をぜんぶ買うのはさすがに抵抗あったり、読み逃してしまった幻のインタビューをぎゅぎゅぎゅっとひとまとめにしてくれためちゃくちゃありがたい本です。しかもすべてがメンバー本人のインタビュー記事で構成されていて、あのときあの子はどんな気持ちだったのか…過ぎてしまった季節を振り返る切なさとエモさがページをめくるたびに大波小波バンバン押し寄せてくる大海のようなドキュメント本に仕上がってます。
ファンやってるとさ、雑誌って結構扱いの難しいアイテムで、メンバーのインタビューともなるとぜったい欲しいしぜったい読みたいんだけど、来年も再来年も手元のその雑誌を毎日眺めるかっていうとそうではないし、なんとなく「思い出」や「記念」になってしまいがちかなっておもうんです。だって活動しているイマ現在こそが大事で、最新の活動に一番本気でいたいから!!!!推しががんばってるかぎり、最新が最優先でしょ!?
わたしはそうやって何年もの年月を重ねてきたけど、やっぱり過去があってのいまで、いまがあるのは過去のおかげなので、こうやって改めてメンバーの言葉を一気にふりかえってしんみりしたり笑ったり思い出すことができて本当にサイコー!!!!わたしの好きなもの、ひと、ぜんぶたまにコンプリートブック出してくれ!!!!!

ハロプロの全グループが掲載されてるんだけど、みんなめちゃくちゃ真面目だし、やっぱり頭おかしい集団だし、とにかく読めば幸せになれるよーーーーってどうしても伝えたいので、解散を目前に控えた℃-uteのインタビューのお気に入り箇所を一部抜粋させてください(ほんとにほんの一部)



グループ内でのそれぞれの役割を聞かれて、よりによって別のアイドルグループを当てはめるマネをやってみせる萩原舞ちゃん。

萩原「KARAさんとか」
中島「KARAさんだとどうなるの?」
萩原「(中島を指して)ハラじゃん」
中島「(照れながら)ええっ無理だよ!スタイル良くしないと」
萩原「舞美ちゃんはギュリじゃん、キレイ系じゃないですか女神さま。で、(岡井)スンヨン、(鈴木)ニコル」
鈴木「えー私がニコル!」
萩原「すごい表現がうまいから」
岡井「舞ちゃんは?」
萩原「…残っちゃったの」
岡井「ジヨンだ~!ジヨンかわいいもんね」

バンバン勝手にKARAを当てはめていく傍若無人なまいまいの発言めっちゃおもしろかった。
ハラと言われ「無理」といいながら照れるなっきぃ、絶対キョドってたろ。「表現がうまいから」というまったく表現できていない言い回しで愛理をニコルに当てはめる力技もさすが。

岡井「私たち3人(岡井・中島・萩原)は最近勝手に歌詞を書いてるんですけど」
中島「それ言っちゃうか!」
岡井「わりとガチめで、書いてたんですよ。見合わせてどうって?」
矢島「ちっさーが読んで披露してくれて。最初「涙も出ないわ」から始まって、最後は「涙が出るわ」って(笑)」
――(中略)
岡井「私は恋愛へのイメージが幸せな感じよりも複雑なものしか書けないですね。加藤ミリヤさん的な。何回書いても同じ感じになっちゃう。いつも携帯が出てくる」
萩原「3人でチャットみたいにメールでやってて、2人が「やってみなよ」って煽ってみたから舞も1回書いたんですよ。結構一生懸命考えておくった。そしたら千聖の返事が「笑」だけで。マジばかにしてるとおもって!」
――(一同笑)

このエピソードも超すき。作詞してるというおよそ黒歴史になりかねない事態を「それ言っちゃうか!」って参ってるなっきぃと、わりと堂々と披露して読み上げちゃったりしてるちさまいの対比よ…。
せっかく送った歌詞を「笑」の一文字で済ませる岡井ちゃんがまじで岡井ちゃんでサイコーだな。ちさまいは辻加護にはなれない。


メンバーのダイエット事情のはなし。

矢島「めっちゃ太りやすいんです。昔は気にしなかったんですよ、食べる量」
萩原「なに言ってるの!マジで」
鈴木「昔はって昔でしょ、中学生とかでしょ?」
中島「小学生とかでしょ?」
岡井「千聖のときは(岡井ちゃんが太ったと言い出したとき)みんなこんなに否定しないからね(笑)舞美ちゃんは細いんだよ」
――(中略)
矢島「顔に出るんですよ、私」
萩原「昔の話ですけど、舞美ちゃんが太ってるって気付いてて言ったわけじゃないんですけどここ(頬)に飴玉が入ってるようにみえて(一同爆笑)舞、超本番ギリギリのときに舞美ちゃんに「なんで飴玉舐めてるの?」って聞いたら「舐めてないよ」って(笑)やべえってめっちゃ焦って「舐めてないよね!」って冗談でかわして。千聖に「舞美ちゃんに飴玉舐めてるのって言っちゃったよどうしよう」って話したよね」

じぶんが太ってる話したときはだれも否定してくれないのを根にもつ岡井ちゃん。
そして舞美にナチュラルに飴玉舐めてるの?ってなんでその状況で聞いたか、やっちまってるまいまいと、やべえときは岡井ちゃんにとりあえずもちかけるおばか2人組が今日もかわいい。


舞台で3人(矢島・中島・萩原)が大阪にいるとき寂しくて電話した岡井ちゃん

岡井「あのときは限界がきました。しゃべりたいっていうか、なにしてるのか聞きたいっていうか、忘れられちゃってるんじゃないかと思って」
萩原「結構寂しがりやなんだね。重いタイプだ。」
岡井「ど、ど、どうして(笑)」
萩原「いま言ってること重かった。なっきぃが「えー」って顔してた」
岡井「そんな!でもなっきぃはたしかに電話でめんどくさそうだった」

さびしがりやの岡井ちゃんと、重いタイプとバッサー切り捨てるまいまい。そして岡井ちゃんをめんどくさがるなっきぃ、全員おもしろい


メンバーのキャラを話し合う5人

岡井「この3人(中島・岡井・萩原)うるさいじゃん?たぶんリーダーに本気で怒られたら3人とも泣くとおもう」
――矢島さん怒ったりするんですか?
萩原「しないんで、たぶん舞美ちゃんに、舞、舞、舞……何回言ったでしょう?」
中島「3回」

舞美が怒ってるところを想定しただけで言葉につまって「舞、舞、舞…」と動転するまいまい。何回言ったでしょう?っていうごまかし方かわいすぎやんけ。そして冷静にそのクイズに回答して正解するなっきぃ、めっちゃ笑った。

萩原「舞美ちゃんが怒ってるなっていうときのピクピク顔知ってるんですよ」
鈴木「私も知ってる」
岡井「千聖も知ってる」
萩原「それを見るとヤバいって思いますね。イヤなことがあってみんな怒ってても舞美ちゃんだけ怒ってないことがあるんですよ。だけどその舞美ちゃんが怒ってると、うちらも「だよなー」みたいな」
岡井「うちらも「確かにいけないよ!それは!」って舞美ちゃん応援団みたいになる(笑)」
鈴木「普段あんまり言わないから」
萩原「そう。だから舞美ちゃんが怒ってたら舞美ちゃんがそう思うんだったらそうなんだ!って思います」

舞美基準に怒りのバロメーターを図るメンバー、ウケる。
さらにこのあと、岡井ちゃんが舞美に反抗してキレてつっかかるも、冷静に返答され「勝てないな…」と悟るエピソードが披露されて、岡井ちゃんはその出来事を「伝説だ!」って鮮明に覚えてるんだけど、当の舞美はなんとなくしか覚えてないというめちゃくちゃ℃-uteっぽい話もあって最高だった。


なっきぃが九九ができないはなし

萩原「なっきぃ全然できないんです。いきますよ?3×6」
中島「42」
一同「あははは」
岡井「9×9」
中島「56。ちがった!81?」
鈴木「分かったことがあるんですけど、なっきぃは42と56が好きなんですよ(笑)この数字をよく言ってます」
矢島「7×8」
中島「54」
矢島「惜しい!」
――惜しいとかじゃなくないですか(笑)
萩原「ほんとに。ほんとうにバカなんですよ」
――(中略)
矢島「1の段と5の段はできるって言ってたよね」
岡井「誰でもできるってば(笑)」

九九できないなっきぃもだいぶひどいけど、「ほんとうにバカ」と突き放すまいまい、1と5の段はできると主張するまじやべえ阿呆エピソードが出てきて(リーダーのやさしいフォローがまた泣ける)中島さんがさらに好きになった。

ほかにも2月生まれの3人(矢島・中島・岡井)を2人(鈴木・岡井)がサプライズパーティーしたことを詳細に語っているだけのやばい取材回があったり(そのせいでちさまいの仲が壊れかける)(肝心の新曲については「つんくさんのブログ読んで」で終わる)。
岡井ちゃんが楽曲について解釈を延々と述べるもまいまいに「どっちでもいい!」ってすべてを無にされる回があったり、

そしてそして、ソロインタビューもがっつり全収録されてます。印象的だったところ抜粋(萩原舞ちゃんだけはソロインタビューをせぬまま今に至ってしまって、とても残念)

矢島舞美

  • ℃-ute5人のインタビューだとひとり引いてあまりしゃべらないからソロインタビューを、と言われ「すいません、ありがとうございます(笑)」
  • とにかく全力で何事もやってしまうからライブのリハーサルでもぶっ倒れることがある。自分の限界がどこか分からない。
  • なにに対しても「力を抜いて」とアドバイスされる。
  • 2008年のツアー後、自分の進歩を感じられなくて反省会で大泣きしてしまった。
  • 思ったことをあまり言えない性格で、リーダーに向いてないとおもってる。
  • 弱音や悩みも小さいころから親にも言えなかった(最近は言えるようになってきた)
  • 雨女と言われることに対して「今はもう雨が降ってると逆に安心します。今日は成功するぞって」
  • 「もう砂漠に行きたいね」「(砂漠で降ったら)雨女の像を建ててほしい!」

中島早貴

  • スタートが小3でなにも分からない状況だった。中高生になってやっとファンがいてくれてうれしい、ライブができてうれしいと思えるようになった。
  • ほわほわしてたから、メンバー3人でマネージャーに辞めたいと言い出したとき(中学生のころ)「そういうのは一人ずつ来なさい」と言われて断られたけど、別に辞めたかったわけでもなく、みんなが辞めたいなら私も辞めようかなーくらいの軽い考えだった。
  • そしてその後、辞めることなくいまに至る。
  • 努力してるって言っちゃうと「努力してこれなんだ」と思われるから、努力してることはなるべく出したくない。
  • 基本的には人に嫌われたくないと思いながら生きてる。素の自分でいるのが怖いからいつもちょっとテンション上げてる。
  • 自分はみんながイエスっていうとノーと言えないタイプだから、なにがあってもブレないリーダーのことは尊敬してる。

鈴木愛理

  • 流し目の練習をするも、目線を流すから鏡で確認できない練習できないことに気付いてもう練習をやめた。
  • メンバーみんな将来のことを妄想すると「岡井ちゃん家の子どもはいじめてくるから遊びたくない」という話になる。
  • もし解散しても9月10日はみんなで集まりたいとメンバーで話してる。
  • 大学にいくとメンバーに迷惑がかかることもあるかもしれないけど、そのぶん℃-uteに繋がることを学びたい。

岡井千聖

  • 歌割がぜんぜん無いころに悔しい思いをしたけどよかった。別にいいやって思ってたら向上心もなかっただろうし自分の性格上、最初から歌割りがあったらそれで満足してしまってたかも。
  • 歌割がないことで辞めたいって言ったこともあった。
  • 歌に関しては愛理がライバル。「Kiss me愛してる」でやっと愛理に並べたとおもった。
  • youtubeの「踊ってみた」は乗り気じゃなかったけど、私に言ってきてくれてることに感謝しなきゃとおもって取り組んだ。結果やってみてやっと℃-uteに貢献できたって思った。「踊ってみた」がなければ自信を持てなかったとおもう。