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道重さゆみの「シャバダバドゥ」が良い

道重さゆみの「シャバダバドゥ」が良い!当たり前なうえに誰もが知ってることいってごめん、しつこいんだわたし。でも良いもんは良い!「かわいいうちに卒業したい」っていうさゆの冗談みたいな真剣な話の意味がこの曲のMVで理解できた。さゆは今が最高!来年よりも今のほうが絶対かわいい!この曲はさゆの決してうまくはない独特の歌声をウイスパーボイスでささやくことで魅力を最大限に引き出していて、ずっとしゃべってるみたいに歌ってる。やっぱりつんくちゃんって引き出し多い、というか一つの引き出しからありとあらゆる道具が出くる収納名人。脳みそは一つ、アイディアは無限!

んで、この曲のなにがいいって歌詞。さゆに寄せて書かれた歌詞はまるでさゆからのメッセージのようにも聞こえるんだけど、これはさゆの作詞じゃない。ただのイメージ。ただの雰囲気。ただの道重らしさ。これがいい。さゆの考えや意見を聞いてきて、また11年間ずっとみてきたつんくちゃんが仕上げた「道重からのメッセージっぽい歌詞」というのが的を得ているようでなんかズレてるようで、シリアスなようで冗談のようで絶妙。例えばさゆが作詞してたら(そんなことありえないけど)もっと感謝のことばに埋め尽くされた真面目なものになってただろうし、そうでなくてもさゆの功績を讃えるような歌詞はいくらでも出るだろうに、それをしない(させない)つんくちゃんはやっぱり信頼できるのだ。聞き手それぞれのイメージの中でかわいく生きてるさゆみを尊重してくれている。おれとさゆだけのパラレルワールドに永住させてもらえる最高の歌詞!バラエティ番組での立ち振る舞いを「ちょっと気抜くと 割り込まれる電車の座席みたい」ふんふ~ん♪って軽くうたってんのなんでか泣ける。

ところでいまさらだけど、「道重さゆみ」って名前最高じゃない?道重という珍しくどこか極太な印象の苗字に、さゆみって合わせるセンスよ!道重+さゆみってどっちも珍しいのにこの収まりの良さってなんなの。さゆりでもあゆみでもなく「さゆみ」。そんでさ、ひらがなってのがまたいい。道重があまりにも日本的でどーんとしてるから重くなりがちなところにゆらりとした文字を合わせる感性。親がつけたのかな~。独特なのにキラキラじゃない、珍しいのに響きが変じゃない、もうさ本名界のナンバー1じゃない?11年前オーディションで名前を知ったときからずっとこの命名センスやべえって慄いてたけど、卒業前にもっかい言わせて。「道重さゆみ」最高!