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二宮くんのソロ「メリークリスマス」が若い

二宮くんのソロ曲メリークリスマスの歌詞について書きます。
ってこの書き出しからしてもうヤバい。わたしはいつまで鮮度保って二宮くんのこと考えてんだろう、いい加減うんざりしなよって自分をひっぱたきたい。
ああ、なんだろうなこの気持ちは。めちゃイケに対しておもしろくないとか飽きたとかいまだに言ってるひとに、「もういい加減諦めたほうがいいよどんだけしつこいんだよ無理って気づきなよ…」ってうんざりするけど、それでもおもしろいものが提供されるはずだと期待して批判してくれる視聴者こそもっとも大事にすべきではないのか、めちゃイケはこの手の批判を受けてこそがステータスなのでは、、、っていう感じです、二宮くんの歌詞を考えるっていうのは(ぜんぜん伝わる気がしない)

おもしろがられなくなったら終わりだし、終わらせたくないからおもしろがるよ!!!!正気に戻った方が負けなんだよ!!!
まあ、それもこれも二宮くんが31歳とは思えぬフレッシュさを備えて毎日生きているからなんですけどもー。じゃあ本題。

歌詞こじらせすぎ

わたしが初めてこの曲の歌詞に触れたとき直感的に「くぼみねヒャダのこじらせソングに応募しなければ…!」という使命感が芽生えました。もちろん実際はこの番組に考察してもらえるほど誰もが知っているヒット曲ではないので実現はしないでしょうが、こじらせ具合でいったら相当いいとこいってる。
二宮くんの感覚は驚くほど若い。そしてその「若い」を恥ずかしがらないのがすごい。

そもそも主人公は絶対に女だと思っていたんですが、男…なのかな?まあどっちにしても女だったら処女だろうし、男だったら童貞でしょう。異性と過ごすクリスマスを「こんな素敵な季節」真正面から肯定できるとは…あふれ出るピュアネス!!!ピュアが漏れだしちゃって止まらないよおおおおお
世界観もかなりピュアがキテてやばいです。 【バイト抜け出し サンタはサンタを追いかけた】って31歳にしてバイト抜け出す曲作れる?バイトもしたことないような奴が、バイトを全うしたこともないような奴が、バイト抜け出す曲作る?
妄想に妄想を重ねて妄想のミルフィールやあ!やっぱりさ、妄想で書かれた曲だけあって非常に浮世離れでいいですよ。クリスマス商戦で忙しい最中にバイト抜け出すとか店長にケンカ売ってるからね。サンタのくせにクリスマスシーズンに抜け出すとか許すまじ!

【雪がちらつく聖なる夜にがんばってるサンタクロースがひとり】
【内緒で街を出てゆくサンタクロースがひとり】でここからの
【サンタはサンタを追いかけた】なんですが、登場人物もうだれがだれなの?
主人公はサンタ(ガンバッテル)クロースで、相手がサンタ(マチヲデル)クロースなの?
いや待てよ、サンタクロースは1人で、ガンバッテルのも街を出ていくのも同一人物なの?
概ね90年代のJ-POPにありがちなフレーズで飾られているこの曲の歌詞のなかで異質な部分はこのあたりですが、この正解は二宮くんの妄想ミルフィールを一枚ずつ丁寧にはがしていかないと理解できない。これは繊細な仕事が求めらせますやい。

さらになんといっても外せないフレーズ【真っ白な雪の中 なんかケーキの上の苺みたい】…!!!どうですかこれ。
雪の中でサンタの赤い格好をした自分(たち?)が苺みたいだねあははうふふ~という話なんでしょうが、もう恥ずかしくて書いているこっちが穴入希望なのに、【そんなことを言う君にみとれてる】という主人公のあたまのなかの平和っぷりったらない。アメリカに教えてあげたい、平和とは「突然自分をケーキの苺に例えはじめた異性に見とれることである」オバマよく覚えとけよ!

共作の犠牲

加えて、この曲は二宮くんと共作で小川貴志さんというかたが作詞しているという点もとっても興味深くていいです。お得意の句読点と三点リーダーがなくなってしまったという衝撃的な寂しさの波が押し寄せてきますが、共作で外されても構わない程度のこだわりだったのか、という味わい深い二宮くんの価値観に内蔵全体をつかって笑いをこらえることしかできません。そこ譲っちゃうんだwっていうやつ。さっきの寂しさの波でサーフィンしてやるぜ。
あんなに句読点と三点リーダー乱用するからてっきりこだわりがあるのかと思ってたのにこの裏切り。そうだよこれは裏切りといって然るべき案件だよ。無くなって気付く、あの句読点のありがたさ~二宮くんの句読点ネタ好きすぎて、ありとあらゆる読み物に句読点つける練習してたわたしの時間かえしてよ!
せっかくなんでこのノウハウを活かして二宮くんの歌詞に句読点つけまくる仕事に転職したいですっ!

やりたいこと

2014年のオリジナルアルバムでやれ大人な恋だ、やれ駆け引きだカッコイイデジタルを謳ってるアルバムの中でこの小便臭い世界観ぶちこむってほんと最高!
こないだ発売されたオリスタで「自作する必要もないんだけど、結局やりたいことを伝えてどうにかするよりも自作したほうが早い」みたいなことをおっしゃっていて、ってことはこの曲こそが??あなたの?「やりたいこと」!?!?!まじ?って突拍子もないところで吹き出してしまい、あのオリスタの紙面を思い出しただけで年内いっぱい笑えそうです。
「やりたいこと」を表現するコンサート…なんとしても入らなければ!!

というわけで誰かチケットわけてください!

ああ歌詞だけでここまできちゃった。脅威のBPM200とか、編曲にどこまで口だしたかとか、弾き手のひとの話とかしたかったけどもういい加減アレなのでまたねーバイバイー