突き進め！カントリー・ガールズ！
カントリー・ガールズがデビューしました。いえーい！！！
デビュー曲「愛おしくってごめんね／恋泥棒」は80年代サウンドを意識したアイドルらしいみずみずしい曲に仕上がっています。
「つんく制作ではない」というだけで怯えていたわたしは妙な警戒をしていましたが蓋を開けてみると耳にこびりつくフレーズの応酬と旧世代そのままのアレンジとみせかけなかなか精鋭的な出来になっていて今となっては安心安全太鼓判もいいとこです！！まじでおすすめだよ！ハロプロのわりにはとっつきやすいのも高ポイント～～～www.youtube.com
そもそもカントリー・ガールズは不気味な存在でした。
カントリー娘。復活のオーディションこそしていましたがほとんどなんの予告もなく昨年１１月に結成発表＋メンバー発表を大々的に行い、しかもメジャーリーガーの嫁と当時Berryz工房に属していた人気メンバーが関わるとかなんとか・・・！初々しい新メンバー３人に研究生の年長者２人。
そして公式で語られるやたら熱いカントリー精神！！うざい、しかし熱い！事務所のカントリーに懸ける想いがすさまじいことは分かる、しかしまったく詳細が分からないよ！パニック！！！
なにごとだ！？なにが起こっているのだ！？ハロプロ所属であるかどうかすらも怪しかった数ヶ月前。toufux.hatenablog.com
あれから幾日か過ぎ、わたしは明確にはっきりとカントリー・ガールズが好きになりました。んもうね、好き好き大好き！！！
まずね曲がいいのよ。フレッシュネスで軽快でかわいい。もう間違いない。でも惹かれたのはそれ以上にメンバー構成が最高で最高で最で高だった！！という点に尽きる気がします。
このメンバーを選出した人には何が見えていたんだろう（おそらくつんくちゃんじゃない）ここまで完全体のメンツを取り揃えられる審美眼をぜひ褒め称えたい（アンド継続してハロプロに関わってほしい）のでどうかこの感謝が伝わればいいな、と思う。
小関舞
おぜこ。愛称が「おぜこ」なんだそれ。魚の名前かよ。
この絶妙なハズし感つんくっぽい・・・と震えていたけど、なんとメンバー発信のニックネームという奇跡。まじかよ。
しかし「おぜこ」は非常にアレである、子ども特有の積極性がある。まああれだ、うるさい。がんがん前に出て行くし物怖じしないし生意気なほど軽口を叩く。でもおぜこは突き進む。
わたしがもう少し若ければ「でしゃばりうざいな」と誤って認識していたかもしれない。この無邪気な発信力は若くなければできないのだ。いや若くなければ許されないというほうが正しいかもしれない。
年をとった今、それがたいそう羨ましいんだね、きっと。おぜこはまぶしいほどに自分に自信をもっていて自由に発言している（ように見える）これほど強いことがあるもんか！！！できるだけ叩かれないように、できるだけ好かれるように、そんな細心の気遣いをみせるアイドルばかりの中で、好きなことをすきなように発信できる子がこんなにも貴重だなんて。
おぜことももちは10歳差だそうです。そのネタを存分に活かしブンブンと振り回しながらあどけなくおしゃべりするのです。その姿は若い担任の先生を生意気にいじる中学生のようで嫌みがなくほほえましい！
ある程度台本があるとは思うけどそれでもあの天真爛漫さはおぜこ自身から発せられるパワフルさがあって、いまはまだ訓練期間中かもしれないけどいつか大きな台風になりそうなそんな予感です。
あと、ショートカットにパンツスタイルでボーイッシュキャラ？を付けられているおぜこですが結構似合っていてわたしは推奨したいです。あの髪型似合うってそんなに簡単なことじゃない！最年少のうえにグループに1人は欲しいボーイッシュキャラまで手に入れてるわけだけど、このままなんでも欲しい欲しいぜんぶほしーーーーい！って欲張っていくようなガッツを期待したいです。
島村嬉唄
うたちゃん。泣く子も黙るうたちゃんの登場だーーいっ！
デビュー曲「愛おしくってごめんね」では冒頭の台詞を担当させられその恥ずかしさから台詞を言い終わったあとなんともいえない大照れの表情をうかべ戸惑うのです。
おいしいパートをセンターでもらってんだぞ！？アイドルになりたかったんだよね？え？？ドヤ顔で自分をアピールすることが資本かと思わしき昨今のアイドルたちとは一線を画す素人感とその姿の初々しさと一級品の愛らしさからうたちゃんのつたない魅力は一斉に広がりいまや推しも推されぬうたちゃんフィーバーです！！！
初めての握手会ではあまりの握力のなさに、握手に慣れていないそんなうたちゃんが好きだよ～～とメロメロになる人が多数いたとかいないとか。ああ草原からこんな野蛮なアイドル業界に突然つれてこられたんだね・・・それはそれは・・・おじさんが優しく教えてあげるよ・・・？
あまりに慣れていないうたちゃんに全員が虜になりましたが、うたちゃんの本質はそんなところではないと考えています。
うたちゃんは頭がいい！センスがある！客観性がある！！そこが良い！！うたちゃんの純真さや素朴さだけを取り立てているような人はもしかしたらいずれ離れてしまうかもしれないけど、わたしはうたちゃんの魅力は賢さにこそあると思っているよ！
カントリーガールズ本格始動前の決意表明！！草原からつれてこられたわけじゃないのよ、こんなにも自分の意志でアイドルにこだわっているのだよ！！
Berryz工房活動停止にあててのブログ。ほんとに14歳かよ。しっかりしすぎ！！
そう、うたちゃんは馬鹿ではないしなんとなくやらされているわけではないのであ～る。触れれば触れるほどザクザク出てくるうたちゃんの驚くほどの客観性には松浦亜弥クラスのなにかを感じる。（方向性はちがうけどね）（だからといって台詞後の照れが作り物とは言ってないよ）（夢は壊すためにあるんじゃないよ）（うたちゃんを守るためにあるんだよ）
あとあれだよね、「嬉唄」っていう漢字の変換が面倒でひらがなでうたちゃんって呼ばれてんの偶然の勝利だよね。ひらがなの丸み最高にぴったりだよ！
森戸知沙希
ちぃちゃん。ちさとはね、ちぃちゃんっていうんだホントはね。
オーディション組3人娘の最後のひとりです。2人に比べるとキャラ立ってないし、妙なアピールポイントもないし、なんだか陰に隠れている印象のあるちぃちゃんですが可愛さという点では誰にも負けてないのでは！！
紹介される順番もちょっと損してておぜこが場をカァっと盛り上げてうたちゃんが照れ照れしながら会場をきゅんきゅんさせて、そのあとにちぃちゃん。ちゃんとしゃべれてるんだよ？しっかり用意したコメント話てんの、なのに弱い。「がんばります」「うれしいです」「たのしいです」これじゃ弱いよ、印象に残んない・・・。でもなんかその当たり前さが癒やされるというか。
たしかに損はしてるしなかなか名前も覚えてもらえないだろうなーっていう雰囲気すごいあるんだけど強力なメンバーの揃ったカントリーガールズで当たり前のことを当たり前にごくごく普通に緊張しながら話すって結構度胸のいることだよなぁと最近になって感心したりしてます。
正直つっこみ役なのかボケ役なのかすらもまだ見えない。栃木で地元アイドル活動があったのにこんなに話すのたどたどしいの？（パフォーマンスは安定しているので活動の実力は確か！）もっとヲタクと接してたよね？握手会とかあったんじゃないの？って不安になっちゃう。
たぶんね、ファンを上手に転がしたりしてなかったんだろうな。そういった意味では本来のうたちゃん（という表現でいいものか）らしい素朴な魅力があるのはもしかしたらちぃちゃんのほうなのかな、なんて。
ちぃちゃんが話し出すと生まれる妙な緊張感は病みつきになるし、気付けばみんなじっと耳を澄まして聞き逃さないように集中させられる。ちぃちゃんのだいじなきもち漏らしたくないんだよね！しかしただひたすらに可愛い可愛い可愛い。
稲場愛香
なかなか手ごわいまなかん～～～
「まなかん」です。最後の「ん」は発音するようなしないような、正直まなかと呼び捨てにしてしまいたくなるような妹力の高い子です。大福のようなぽちゃぽちゃした顔立ちとパチクリした目、アニメキャラ的な雰囲気すらありますがなかなかの実力派です。
どうやら自他共に認めるダンススキルメンとのこと！！！実のことをいうとあまりまなかんのダンスを上手い～と思ったことがなくて、あれ？わたしの目は節穴かい？なにを見てたんだ…と落ち込んじゃったよ。
まなかんが踊るときのオーラというか「やってやんぞ！」「わたしをみて」という気迫は凄まじく研修生時代からただならぬアピール力があったのです。あまりの意識の高さにわたしはすっかり打ちのめされて上手いとかそういう次元で見れてなかったんだなって最近になってようやく気付きました。
声も非常にあいらしくキャピ系の声色です。カントリー・ガールズは比較的みんな高めのかわいい声をしていますがその中でもハリのある子どもらしい声をしています。そのきゅるきゅるボイスに落ちたひとを何人も知ってるよ！
まなかんの一番すきなところは人の話をしっかり聞いていて、かつ「聞いていますよ」という態度ができるところです。相槌がうまい。相手の話のあとに自分が話したいことがあるとき先走ったりでしゃばったりせずきちんと受け答えをしてから、自分の話に導入することができるんですよね。
新人中学生を3人抱えるカントリー・ガールズにとってこんなに頼りになる存在はありがたくＭＣでも他の子同士のやりとりを、ふんふんって大きくにこにこうなづいている様子が印象的です。
研修生時代のアピールしまくりガッツの印象が強かったのでこの相槌のうまさや会話を邪魔しない雰囲気はとても驚きました。そして最高に好きになった！
山木梨沙
ビューティー普通人やまきさん！
りさちゃんというコールが一般的みたいですが、なんとなく山木さんと呼びたくなる落ち着き。美しいです。キリっとした美人というよりはおっとりした令嬢のような雰囲気が魅力です。将来は安めぐみかしら。
かわいい子が集結したカントリー・ガールズの中で唯一「美人」の分類に入る子かもしれません（うたちゃんも美人要素高いけど）
カントリー・ガールズでは茶髪の巻髪担当で、そのスタイリングは本人のかもし出す空気感にもかなりハマっているとおもいます。デビュー前にイメチェンさせられるのがハロプロの掟！みたいなところがありますが（おぜこもショートになった）カントリーの5人は全員ばっちりかわいくなっていて本当にスタッフまるごと信頼しかないです。
山木さんは研修生期間もそれほど長くなく、ユニット入りが決まったとき「年齢もそろそろやばいからデビューできてよかった」と切実なる想いを吐露したりしていました。落ち着いた山木さんから発せられるあまりに素直なその告白と涙にああ本当におめでとうと祝福せずにはいられなかった。
高校生まで一般人であったことが作用しているのかインタビューや握手会での受け答えは実に地に足が着いていて好感がもてます。
もしかして電車でこんなキレイなお姉さんに会えるかも～ってドキドキさせてくれる！
印象的なエピソードとしてはハロプロ好きをこじらせるあまり「好きな曲」がなかなか通であることです。Berrya工房のラストライブで好きな曲はロックエロティックだと宣言したときは会場が沸いた！！
そして「わたしはつんくさんの曲が歌いたい！」という発言は一部の熱烈的つんく信者の目頭を熱くしました（わたしのことだよ）ともあれカントリー・ガールズは非つんく楽曲ながら素晴らしいデビュー曲を用意されたので山木さんも大満足であろうおっほっほ！
そして、ももち先輩！！！説明不要ですよね！
こんな愛くるしい6人をよくも同じユニットに属させたな・・・（ごくり）
オーディション組の3人はモーニング娘。の落選組みです。こんなレベルの高い子たちが落選したなんてなにかの間違いではないか。いいや正解だった。こうしてカントリー・ガールズが誕生したからな！！！
正直いってこのオーディションは娘。入りがいいのか他ユニット入りがいいのか今の時点で明暗はつけられないと思います。でもこの6人がなんの偶然か同じユニットになりとんとん拍子に人気を獲得しデビューしているという事実。数ヶ月前にはとてもじゃないけど信じられなかったことが現実になっている。そんな夢をかなえるパワーをもった不思議でへんてこで、でもどこか共通点のあるようなとびっきりの6人。それがカントリー・ガールズなんだなああああ。
そんな6人が超ド級のガールズポップを飛び跳ねながら歌う恋泥棒の動画を最後に張っておくね！！www.youtube.com
もっともっとカントリー・ガールズの曲ききたいよ！！
カントリー・ガールズの魅力をさいごにもうひとつ付け加えるとトークのテンポが良いところです。
これはひとえにももち先輩の築き上げた能力のなせる技で、そう簡単に新人アイドルユニットができるテクニックじゃない。その武器をいかんなく発揮してももち先輩に喰らいついていこうとするメンバーは頼もしいし、こんなに身近でメディアで成功済のパフォーマンスを体験できることって本当に貴重！！
ダンスや歌はもちろん最近なんかはヲタクへの対応とかに尽力しがちな昨今ですが、テレビにでてみんなに知ってもらいたいと願うメンバーの夢に近づくためにトークスキルと磨くというのは実は結構大事で、デビュー前からこうやって肌で教育を受けられるのは他のユニットでは味わえない経験なので大事にしてほしい。勘の良い子たちばかりなのでその辺は心配していませんがでかいアドバンテージもらったゼ！くらいのしたり顔でこれからのハロプロ街道を突き進んでいってほしいです。応援してるよ！
