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とうふ油

とうふとアイドルについて

つんくちゃん、生きる

つんくちゃんが声帯を摘出したようです。
喉頭がんの治療を続けた末の決断とのこと。一時は寛解したとまで報道されていたけど、その後も治療を続け表舞台からは姿を消していたので心配で心配でたまりませんでした。
そんな中での声帯摘出の発表。おどろきました。www.asahi.com


声を失うことがどれほどの恐怖か想像もつかない。ふつうの生活を送っているわたしですら声を失うことは恐ろしいです。しゃべれない・・・人として当たり前のコミュニケーションが閉ざされてしまう生活はどんなものだろう。
なにより、つんくちゃんは歌手です。声を歌にのせて、それを生きがいにして仕事としてやってきた人です。そんな人から声を奪う運命が憎い。
シャ乱Q時代のことはよく知りませんがハロプロのプロデューサーとしてのつんくちゃんのことならずっと追いかけていました。ハロプロはアイドル集団ですが、「歌を愛すること」「歌に誇りをもつこと」「歌を伝えること」を一番の主軸に活動し続けていて、その熱意を若いメンバーに教えつづけたのは他ならぬつんくちゃんでした。その信念はファンであるわたしにも伝わり今日にいたるまでハロプロを長きにわたって応援する礎になっています。

そんなつんくちゃんが声を失うという決断をしたこと。それがどれほど重く深いものだったのかは簡単には想像できません。悩まなかったわけないでしょう。つらくなかったわけないでしょう。でもつんくちゃんは「生きる」ことを選択しました。
これまでつんくちゃんは「ごはんがおいしい」「恋ができる」「地球はいい場所」そんな当たり前のことをさも究極の幸せかのように中高生歌わせてきました。一見するとダサいようなこの想いは、つんくちゃんが大人になり子どもをもち家族を愛するうえで気付いた結論のようにも思えていました。そんな素直で当たり前のメッセージを大切に生み出すつんくちゃんが未来を捨てるわけないって信じてた。だから、生きることを選んでくれてほんとうにうれしい。

つんくちゃんを通して歌うことの素晴らしさを知り、だから声を捨てることがつらいと思う。その反面、つんくちゃんのおかげで生きているだけで明日を望むだけでそれは価値のあることだと教えてもらい生命の大切さを実感する。
どちらの側面も合わせて純粋で尊い決断だったと思います。

今朝ZIPで交友があるTOKIOのメンバーとのエピソードが披露されていました。声帯を摘出して落ち込んでいるつんくちゃんの家にTOKIOのメンバーが訪れ歌をプレゼントしたようです。そしてこの決断をした大きな要因は家族を心配させたくないという理由だったそうです。
音楽家としての将来はいままでとおなじように行かないだろうけど(それはとても残念)、家族を大切にしたいと生きることを選んだつんくちゃんからはまた新たになにかを教わることができそうです。この出来事を乗り越えたつんくちゃんの創作した曲がきけるのが今から待ち遠しいよ!
生きることを選んでくれてよかった!

つんくちゃんが病気を判明した前後につくられた曲に「家族守るのに明解な理由はいらない」という歌詞があります。
生きることで家族を守ることができるのなら、ロックだとか生き様とかそんな形のない美徳はいらないのかもしれない。