とうふ油

とうふとアイドルについて

アンジュルム コンサートツアー 2016春 『九位一体』 ~田村芽実卒業スペシャル~>

武道館までいってきたよ!
気持ちがあふれてなにか書かずにはいられない!!!!!!
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最後の挨拶の、めいめいとタケがお互い意識し合ってたはなし、ステージ上で発覚して会場は「エーー!?!!」ってなってたけど、たぶん2人ともずっと前から気付いてたよね。でも直接言ったことなかったっていうのが、めいとタケらしくて泣けた。
めいは向上心は声にしても闘争心は言葉にしないし(バレバレだけど)、タケはじぶんがまともに正面切ってこんなこと言うの恥ずかしいに決まってるって勝手に思い込んでるし(ただの照れ屋)隠し通せるわけない気持ちを、世界でたった2人だけが隠せてるとおもってたのがかわいい。(めいは卒業の取材でタケのいないところでは意識してたこと明かしてたけど)
2期の、アメリカの、もどかしいところは「認められるのに時間がかかった」と本人たちが思ってるところで、確かに6人スマ時代の不遇からアンジュルムへの飛躍をおもえばそう卑屈になっちゃうのも分からなくはないけど、でも4人はずっとずっと前から認められてたとおもう。少なくともわたしは認めてたし、認めるしかないっておもってた。ファンの言葉はたぶん4人にもちゃんと届いてたとおもうけど、若い4人には、わたしたちなんかが内輪で認め合うなんてことしてはいけない…って、互いを称賛することにブレーキをかけてたように見えたのね。なんだろうなこれ、謙遜っていうか、傲慢になりたくない拒否反応っていうか、よく分からないけど。当人たちがスマイレージ初期を敬愛してたからそう簡単に自分たちの存在を許せなかったということもあるのかもしれない。
それがいいとか悪いとかじゃなく、自信を手に入れるまでにずいぶん時間のかかる子たちだな~~って、それがもどかしかった。「認められるのに時間がかかった」んじゃなくて「自信をつけるのに時間がかかった」のほうが、個人的にはしっくりくる。気づかないまま今日まできてて、だからこそおもしろい人たちだなってほんとにおもうけど、まあ、つらいこともあったに決まってるよね。いつでも考えすぎる、悩み過ぎる、仲良すぎる、笑いすぎてる4人のこと、永遠にみていたい。
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あやちょリーダーはやっぱりすごくて、言葉ひとつひとつが語り部だった。ブルースみたいな渋さ。
グループの在りかたとか意向や想いをしっかり言葉にしてくれるメンバーがいることがいかに重要で尊いか、道重さゆみを見送ったいまなら分かるよね。わたしが嵐のコンサートでいつも感動してしまうのが櫻井翔さんの挨拶なんだけど、あやちょの挨拶も賢くて考え抜かれていてそして愛に溢れていて素晴らしいものだった。こういうことができるひと、欲しくてももらえないし、育てたくても方法ないし、あやちょがアンジュルムのリーダーであるということにもっと感謝しなきゃならない。
いまの9人に自信しかない、いまが最高だからもっとこのままでいたい、でもめいめいは卒業していく、だけど最高のなかでめいめいを送り出せることにほっとしている気持ちもある。
静かに語られた言葉は真実にちがいなくて、「最高だから、最高のなかで送り出す」という愛には品格すらかんじちゃう。
公演後のブログもまじでちょーーーいいので、読んでほしい。

今日はめいめいの卒業と同時に私は未来を迎え入れました。
だから、これからの変化をもう楽しみにしてる自分がいます。
皆さんは少し悲しさがあると思うし、未来のことを楽しみにしてる私の感覚が理解できない人もいるかもしれないです。笑
アンジュルムの大切な空間は変わらないし、私が守っていくので大丈夫です。
また、アンジュルムのライブで会いましょう。
日本武道館|アンジュルム 和田彩花オフィシャルブログ「あや著」Powered by Ameba

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3期とカミコ、ほんとに強いよね。じぶんへのブレなさがすごい。
みんな「田村さんにはよく怒られた」という話をしてて、目指すものが明確で2期のなかで最年少で責任感のあるめいの叱咤と、その厳しさを自分自身で受け入れる4人のタフさ。くじけたり腐ったりしないんだよ3期は、いくら言われてもちゃんとすべきことを分かってた。
若い女の子って、だれかに怒られて反省してるときに周りからかわいそうだねって言われて泣いちゃうことがあるんです。怒られたことが嫌だったんじゃないのに、慰められた途端どうしていいか分からなくて自分が可哀相という事実に急に泣いたりするんです。(傍からみると怒られたことに泣いてるように見える)これは上下関係のある女の子集団だとぜったいに起こってしまうやつ。
でもめいめいの指導そういう変なぎくしゃくした戸惑いみたいなのってかなり少なかったんじゃないかなって想像するんです。なぜなら「怒る役」も「慰める役」もめいが両方こなしてたから。これってなかなかできることじゃなくて、仲良くするのも厳しくするのも、どっちか一方のほうが圧倒的に楽だし付き合いやすいに決まってるもんね。でもめいめいはどちらも捨てなかった。ストイックと優しさのバランスをうまくつかめためいめいの人間的な深みが存分にみれたのは新メンバー4人のおかげかもなっておもってる。めいめいは新メンバーにとっての先生だったんじゃないかな。
新メンバーのことタフだ強い子たちだってふつうに思えてること、めいめいがいたからだね。
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先生といえば、めいめいが読んだ手紙、教壇で話してるみたいだったね。
優しく説くように丁寧に話してくれて、まるで小学校の卒業式のあとの教室だった。卒業するのはめいなのに。めいめいは旅立つ自分のことよりもあり続けるメンバーとファンに向けてとびっきりのはなむけを贈ってくれたんじゃないかな。

ライブは超絶にかっこよく、スーパースペシャルにすばらしく、熱くてそして愛があった。
生中継されてたからレポしないけど、メンバーみんな泣くまいってこらえる顔が反則だよね。やっぱりメンバーが泣いてる姿にもらい泣きしてしまうんだけど、タケのぐしゃぐしゃ小僧泣きはちょっとくるもんがあった。だってタケ、悔しそうに泣くんだもん。涙をこらえる隙間にアーもう…みたいに頭かかえて泣くんだもん。ずるいよ、わたしだってそうやって泣けるもんなら泣きたいよ。
あいあいの止めたくても止まらない涙もみてるこっちが苦しくなるくらい息つまるもんがあったし、りかこの深呼吸涙止めの技のキュートさには笑ったしね。
めいめい本人は泣くことをいとわない、ただ流れるままに流していて、キザったらしいめいにぴったりの涙だったよ。拭わずにあごまで垂れた涙の光が照明に反射して、顔がぴかぴかと神々しくひかった。

ホールツアーから追加された曲はどれもドラマがあって、選曲にはずいぶんめいの意向が反映されてたようにおもうし、それがまた頑なにグループを信じつづけためいの気持ちが手に取るように曲になってて最高だった。
めいめいは説明できないことなんてしない。こんかいのコンサートの選曲もまた、そう。なんのためになにを伝えたくてなにを想って選んだ曲なのかちゃんと分かるし、伝えることを怠らないあたりがめいめいの律義さと精神を表しててめちゃくちゃよかった。
PMPWはねえ、当時のPVと一緒にうたうなんて、ずるい。ずるいがすぎる。あやちょとめいめいのゆるカワラップ、初めて聞いたときのどうしようもないでれでれした気持ちを思い出した。めいめいはきっと正式メンバーになって初めての曲であのパートをもらえて飛び上がるほどうれしかっただろうし、その喜びがずっと溢れてて、4年半経ったいまも溢れてて、特別なんだな。あのパート、だれか引き継ぐ日がくるんだろうか。物語は続く。