とうふ油

とうふとアイドルについて

2016春 2つのドラマ。

おれたちは2016年の春のことをぜったいに忘れない。

ドラマみてる?大野さん主演の「世界一難しい恋」、松本さん主演の「99.9」どっちもふわふわまじがちおもしろドラマで最高よね。
最終回をまえに、このハッピータイムしかもたらさなかった2つのドラマについて書いとかないと!いまこのとき!っておもうから、書くよ。

世界一難しい恋

f:id:toufux:20160610203851p:plainf:id:toufux:20160610203731p:plain
第一印象は、「ロゴ、ソシャゲじゃん…」だったけど、本編はじまってみれば、横浜をむんむんさせたスマートなやつに変わってた。

セカムズはねえ、もう、なんといっても、大野さんがかわいいという一点を軸にすべてがまわってるというずいぶんなメリーゴーランドで、ふた開けてみれば毎週、しゃちょ~~~れいさんんんん~~ってもだえる時間だった。脚本から演出から大野智がかわいいという前提で作られてて、かわいいへの信頼度がはんぱじゃない。
おおのさんの背の小ささ、口元がつんってなるとこ、光をたくさんあつめる眼、身体的特徴を隠すのではなく鮫島零治の良さとしてむしろぐいぐい表に出していくという大正解の手法をもって成立させてるの、ずるくてにくいよ。すごいのは大野さんはそりゃもう元々スーパーかわいいんだけど、かわいい社長がかわいいことをしてるという設定のかわいいをちゃんとやってて、大野さんのなかの「かわいいとは」みたいなのが見れるのがまたいいんだよ、、、。
あの慌てた仕草も、あの丸くなった背中も、あのとぼけた嘘の表情も、すべて「かわいいことを解ってやってる」という事実に、大野さんの仕事人な一面を見つけ出してしまって、もう大変。あれもかわいい、これもかわいい、ぜんぶかわいい、ちゃんとかわいい、きっちりかわいい、そこまでかわいい!?ここまでかわいいのか…。すげえ、うはーかっこいい…。
そうつまり、かわいいの連打攻撃をうけて、カッコイイ!!!!にまで変換されてしまってるよ。
おたく、細かいあれやこれやを見つけては、いつもいつでも地球がおしまいになってもかわいいかわいいって連呼し続けてるけど、ご本人様が意図的に、プロの演出を経て提供される「かわいい」は至高でありそしてまた上質であるゆえに「かっこいい」ものなんだと、痛快に思い知らされた。35歳、ただのかわいいで食ってるわけじゃないんだよ。


で、ドラマのはなし。当たり前みたいに恋愛っていうけど、だれからも教わったことないし、いつから始めるものなのかもわかんないようなものを、さもみんな知ってて当然って顔して暮らしてるのって実はすごいおかしいことなのかもなっておもった。
サメちゃんを通じて、学んだ恋愛論は…、なにもない!ぜんぜんない!役に立ることゼロ!!!だけど、だからこそ、恋は世界一難しいものなんだってやっと知れたかんじする。
サメちゃんとみささんだって、最終回あと1話残したいまの時点で、ようやくお互いのことまだ知らないことに気付いたんだから、わたしだって恋が世界一難しいってことにこないだやっと気づいたって、遅くないはず。こんな初恋みたいな恋愛ドラマをアラフォーのアイドルがやるって夢があっていいじゃないか。
ブコメなんてカテゴリーではおよそ想像もつかなかったスローリースローリースーパースローリーな展開で、やっと好きって自覚してやっと告白してやっと抱きしめてさ。キスできないよ~><って、りぼんでもちゃおでもなかよしでもチューしてからドキッ♡の少女マンガやってんのに、なにかしらねこの奥ゆかしさは!

あと、絶妙すぎるIseekのイントロね。ドラマの終盤、はわっはわわ…ってドキドキしてたらピュロロロr~って警報みたいなイントロが鳴り響いて、ぱぱらぱらぱら~だよ。主人公の脳内ぐるぐるぱぱらぱら~を、歌っちゃうよ。あーラブコメ。これがラブのコメなんだね!
めっちゃ良い曲を生んでくれてありがとうセカムズ!とこっち方面への感謝もさせてくれ。

毎週毎週よくもまあ、ハラハラしたし、キュンとしたし、じれったくおもったし、この手の感情がドラマで芽生えたのもほんっっっとに久しぶりでめちゃくちゃたのしかった。日本全国民大野くんのお母さんになって「あんたもう!」ってジリジリやってたんじゃない?大野さんのまわりを全員お母さんにしてしまう力、どんだけ威力あるんだ…。

大野さんのセリフのいいまわし「そうおもってる。」「そっちに置いてけ。」って話口調だと略してしまう音をぎこちなく発音してたのがこそばゆかった。なにより「みささん」がめちゃくちゃ言いづらそうで、もうみささんって呼ぶことすらも応援したくなるとか、まじかよっておもってる。なにからなにまで手のかかる社長だな!最終回たのしみだ!

99.9

f:id:toufux:20160610204020j:plain
99.9はもう大フィーバー大ハッスルだね!!!
放送開始前からこんなたのしませてもらって(事前番組、ツイッター)意気込みが形になって熱になってテレビモニタからむんむん発してきて押し倒されそうな日々だった。
こんなに「視聴率とってくれ」って願ったドラマほんと久々だよ。正直、結果ありきというか、ここまで労力かけてここまで努力したんだから、高視聴率たのんますよ!ってドラマ側からじっとこっち見られてるような感覚さえあって怯えてたんだけど、ふたを開けてみれば、大好評も大好評で、そりゃめちゃくちゃ気分がいいもんだワハハ!
推しグループのドラマとはいえ、純粋になんの不満もない状態でここまで作ってくれる、うれしさ?ありがたさ?なんかもういろんな喜びがあふれてる。

じゅんちゃんの、ニタニタする笑顔にこんなに心もっていかれるとはね。
あの企みをふくんだニタニタ顔そのものがキャラクターになってる役、じゅんちゃん初めてじゃない?いやらしいのに、どしたのどしたの!?って近寄って聞きにいきたくなるような、引き寄せられる愛らしさ。あと好奇心旺盛に耳に手をあてて「ん?」ってやってるときの深山、ちょう好き、あの顔めちゃくちゃ好き。
99.9をみて松本くんのこと好きになったひとは、あのかわいいニタ潤をベースにこれからのおたく人生歩むのかとおもうとうらやましいしかない。生まれ変わるならわたしは99.9新規になりたいと、まじでおもう。
ドラマのじゅんちゃん、活気があっていい。いろんなシーンで、いろんなアイデアと試行錯誤があったんだろうけど、そういうのを感じさせないカラっと揚がった湿り気のない表情がめちゃくちゃ新鮮。深山のなかに芯の太い部分があって、それが揺るぎないからこそ、自由に軽く飛べるのかなともおもうし、なんていうか、開き直ってて気持ちいいんだよね。
あとこれは妄想かもしれないけど、じゅんちゃん自身がこのドラマをやっててたのしいうれしい、みたいな空気が身体にまとわりついてて、ほんと幸せな時間を過ごしてるんだな~それはつまりおれにとっても幸せなことよ~~~おろろ~~ん。
99.9が、松本潤のワークスに刻まれることがめちゃくちゃ誇らしいよ!

弁護士ドラマだけど、ほんとに軽快でゆるくてかるくて見やすいよね。Jポップドラマ。
都合よすぎるとこも、簡単すぎるトリックも、濃すぎるキャラ付けも、Jポップドラマの王道をいってて、松本潤が歩く道は王道ド真ん中であるほうがいいに決まってるんだから、つまり大正解もいいとこ。
チームモノに必要不可欠な、回を重ねるごとにそのチームの人々がすきになっつていく(視聴者も主人公も)の工程がきちんと描かれていて、ドラマの終盤に仕掛けられる次週へのピリっと効いた予告が、胸をざわつかせてる。こないだの最終回まだ撮ってる真っ最中でへでへの予告もチャーミングでウケちゃったね。
個人的には、コメディパートのテンポが速すぎてちょっとなに?なになになに?ってなってるあいだに、もう深山が事件のヒントをゲットしてるというのが毎週の展開なんだけど、深山は勝手にヒントをゲットするし、勝手にニタニタしてるし、勝手にうろちょろしてるので、わたしも佐田になった気持ちでポカンとしてるよ。

なんかいまのかんじだと、続編もぜんぜん余裕で作れそうだし、このままでは終わらない予感もするけど!

______

そんな2作品がアリーナツアーと同時進行で発信されている2016年春!にのみや御大にいわせれば「いまのタイミングでドラマをやるのはとてもファン想いだよね」とのこと。よしきた!その想いおれがしかと受け取るぞ!どんとこい!最終回まで、わたしをドキドキさせてくれ!