第68回NHK紅白歌合戦祝賀会の会場はこちらです。
「いまテレビで紅白の司会やってんのおれのじたんなんだぜ?」
絶対に言いたかった言葉がキマったところで、いまから紅白見ます。二宮くんの司会をみます。もう完全に二宮くん大勝利だったね。勝利!ビクトリー!白星!優勝!制覇!ヘーイ乾杯!!!
オープニング
大晦日の渋谷にバスに乗って登場。両手ひろげてイェイイェイって浮かれてみせる二宮くん。
内村さんと架純ちゃんが街のみなさんに手をふると、「いい!いい!」と制する。イーイー!
はあん仕事しとるわあ。二宮くんがつっこんどるわあ。
事前番組からすでに司会の3人にはなんとなく役割が与えられていて「ボケ内村、天然架純、つっこみ(戸惑い)二宮」を高い精度でまっとうしてたのが今回の大勝利の所以ですよね。ええもうオープニングですでに勝ちは決まっていたのです!!!!!!!
グランドオープニングの紹介をひとりで語りだす二宮くん。野外のバスの上でまっしろい肌の血色の悪さが大々的に映し出されてキュン。
「スタート!」の3人の構図がもう美しい。グッドデザイン賞!
膨張してる立ち姿!開始1分で見せ付けるきれいな三角鼻の穴!かりんとうみたいな指!
そして始まったーーーーー!
あれ、なんか、ぜんぜん緊張の顔じゃない…!え、まじ、もっとこう瞳孔バーン、血管ドーンみたいなのを手に汗握って応援する準備してたんだけど、けっこう大丈夫っぽいな?あの信号の頻度で赤くなるという耳すらまだ色づいてないし。
ええたしかに、その前髪どこからもってきたの?とはおもいましたけども。
Hey!Say!JUMP
だっていまだかつていましたか。開始早々、腕を後ろにまわすえっへんスタイルでトップバッター迎えた司会者(かわいい)
まるでニノさんの「それでは次のVTRはこちらっ」と紹介するのとおなじテンションで曲紹介する二宮くん。
いや、紅白の司会ぞ?肝どうなっとんねん。
歌中に絡みにきた山田くん知念くんといっしょにノリノリしたら内村さんにじっとり見られた二宮くん。
♪カモナマイハウス~の振りをくちあけっぱなしで真似た二宮くん。
感慨深いと言う内村さんにあははと笑いかける二宮くん。こうやって笑い声を(愛想笑い、盛り上げ笑い含め)ちゃんとマイクに乗せて響かせたことも今回の勝因だよ。ほんとたのしそうに見えたもん。
山内恵介
ほうほう、はあ、うん、架純ちゃんの言葉に相槌をテンポよくはさむ。
曲紹介の「舞踏会」を息を止めボイスでキメた二宮くん。えがお~~~
三津谷紹介
このあたりで気づく。また、後ろに腕をまわすえっへんスタイルやってる!
普段はこんな癖ないよね…いつも通りとおもってたけど、手の所在が落ち着かないのかマイクを持っていないほうの手を背中に回して平静を保つことに成功しているみたい。
びゃーーー!ほんとにキョトン顔うまい&かわいい。キョトン戸惑い顔やらせたら世界一!
内村「おれ着替え大変だな」二宮「やめましょやめましょ」
やばいなこれ、ずっと顔がかわいいな、そしてまたえっへん。
SHISHAMO
高校生をみんなでにこにこ見てるのなんかおもしろかった。
内村「みんな肌つやがいい。あの頃に戻りたい、もう戻れない」二宮「見てたのしんでくださいー」あしらうなよ。
三山ひろし
この衣装の二宮くん、やたらスタイルアップして足長にみえる。
せっかくなんで14番のひと載せておきます。
ギネス認定ならず…内村「もう1回ロビーでもやってほしい」二宮「いやいやいや」
今に始まったことじゃないけど、つっこむときいちいちタッチする処世術ほんとお強い。
竹原ピストル
竹原さんのこれまでの活動VTRを受けての「白組続いては竹原ピストルさんです」のトーン大正解。
今回の二宮くんは曲紹介、人物紹介、入り口のトーンや口調や音量がとにかく多彩ですべて正解してる。このひっかかりのテンションがちがうと観てる側のストレスになるところがまったく気にならない、めちゃくちゃうまい。
ブルゾンちえみ
このキョトン顔がいい2017
Sexy Zone
セクシーゾーンが紅白用に考えた振りを「みなさんも一緒にマネしてくださいねっ」とぺこりする二宮くん。
中島くん「戌年なんで、みなさまのハートをぎゅっとしてワンダフルセクシーなハッピーイヌーイヤーにしたいとおもいます。セクシー紅白、セクシーサンキュー!」二宮くん「もういきなさい。早くもう!いきなさい!」
セクシーとはなんなのかという概念のような内村さんの疑問に答える二宮カスタマーセンター。
内村「今年ってセクシー紅白だったの?」二宮「あのひとのなかでは毎年セクシーです」内村「毎年セクシーなの?全部セクシーなの!?」二宮「そうです全部セクシーです」適当だな。
二宮「それでは参りましょう、セクシーゾーンでぎゅっと」この曲紹介がかわいい2017
ぎゅってこぶし握ってるウッちゃんもかわいいのお!!!!!!!!!!
三津谷の説教部屋
わー!ここでもつっこみ役なのかよ!NHK、にのちゃんのおちんぎん増やして!
この尖らせくちがかわいい2017!
二宮くんがこんなに茶番がうまいって視聴率48%の国民が知ってしまって、日本の情勢が動くんじゃないかしら。
三津谷にぴったりくっついて専属秘書してる二宮くん。
ただのコントパートと油断してたら最後にソロアップのスーパー二宮チャンスがきて、パラリラパラリラ~!
内村ウラトークチャンネル
二宮「盛り上がってるとこ悪いんですけど続きいいですか?」内村「落ち着くんだよここ」二宮「じゃあもう居てください」去るものは追わないタイプの二宮くん。
ずっと気になってたんだけど、二宮くんは自分のセリフを言い終わってからマイクを離すまでのスピードがすさまじく早く、そしてめっちゃブンって腕を振り下ろす。これもいままで観たことない二宮くんだったからめちゃくちゃ目についてしまった。
すぐにマイクフォローが必要な場面でもマイクフォールドせずに軽く構えるだけ。吐息ひとつ、呼吸ひとつ、無駄なものは音に乗せてくれないという気概さえ感じるほどに。逆に言うとこの仕草のときはがちがちの台本だったのかなと推測できておもしろい。
するってえと、笑い声や小言をどんどんマイクに乗せているのはやっぱり二宮くんなりの演出なのかなとおもうし、それは今回の紅白の雰囲気作りにかなり有効に働いていたとおもうので、やっぱりここでも優勝している二宮くんだ。かっこいいすきすき。
コンサートで日常的に(とまではいかないけど)ハンドマイクを使いこなしてる手腕を見せ付けてくれたな!!!!
TWICE
泣いてる絵文字だっつってんのに、イカつい顔でTTする二宮くん。
水森かおり
千手観音かずこに前のめりになる二宮くん。
(歌唱後)二宮「めでたいめでたいですよ」内村「かずこが拝んでたね」二宮「あはは」
二宮「拝んでる拝んでる」
かずこの動向を実況してくれる二宮くん。
WANIMA
しっかし、スタッフの「(トークを)伸ばして伸ばして」とかの指示が丸映りなのなー。
熊本の復興で話をつなぐ二宮くんと内村さん。
OK出ました!
相葉くん
架純ちゃん「去年の紅白が懐かしいですね」相葉くん「ゴジラとか出てきて大変だったもんね。今年は大丈夫そうで」
紅白にとってもゴジラがネタになってイジってるの最高!紅白ご本人がいじらず封印したら黒歴史として我々が語り継いでいかなきゃいけないところだったぜ。
ハーフタイムショー
やばい奴が出てきた。
ノリノリのテンポのくせに眼光鋭いのウケるんだよな。
紹介のときYO!ってしちゃう二宮くんのオールドスクール推せるし。
後半スタート
着替えたにょ~~~~ん。ドナルドダックみたいだね。
ウッちゃんが映ると二宮くんのすべりやすそうな鼻筋が見切れるの最っ高ですよねっ!
欅坂46
一緒に踊りたかったと嘆く内村さん。二宮くん「だからいったじゃない!」あ、この紅白番組中に何回ウッちゃんにタメ口使うかあとでカウントしよ。(思い立つ)
欅坂踊りたいのくだりの、しっかり洗ってピンと干してアイロンでしっかり伸ばした懇切丁寧なフリ、これも二宮内村のうまさが出ててお気に入りです。
福山雅治
なんかこのまるいお辞儀、残しておきたかったので。
坂本冬美
スタンバイ中のステージがやたら気になる二宮くん。
歌い終わってもまじまじ見てた。内村「いやあ!これが紅白だよ!」
村田諒太
ワア!ずっと後ろに回してた右腕、どんな手をしてるのかとおもったらやわらかくふわっと握ってたー!!!!ソフト。ソフトだった…ああ。
内村×欅坂46
ぽかーん
二宮「内村さん夢が叶ってよかったデスネ」内村「他人事じゃねえか」二宮「あはは~」キャッキャすんな(しろ)
五木ひろし
聖子ちゃんのコメント聞く二宮くんのめちゃくそ優しいふむふむ。
指の短さが幼児のそれ。
歌を聞いてる二宮くんが、例のキメ顔してたんで、わたし、キメられました。すきすきすきすきすきすきすき…
乃木坂46
もう肩をつつみこむまでの段階までいきました(報告)
乃木坂とヒム子のくだりは事前番組でネタバレしてたけど、さっきの欅坂とくらべるとずいぶん雑なうえに同じことをするという、NHKはもしかして15分前のできごとを俺たちがもう忘れたとおもってるのか。しかもモニタだとディレイが発生してテンポが遅れてるという、なんというかもう。
羽生善治(対談)
毛先が千手観音かずこ。
「絶対使ってね~」お辞儀角度は40度。
特別企画「いつでも夢を」
なんか突然マイクが大きくなって見える。二宮くんが小顔だからかな~~~。
ステージセンターでひとり曲紹介を終えた締めの顔は、骨格のすべての骨を前面にだした絞まった顔で。
当たり前かもだけど、司会3人でひとりだけ歌手だから声をちゃんとマイクにのせる持ち方してて、あ、って小さく二宮くんを実感した。
Perfume
お色直ししてきましたー。もち!ろん!かわ!いい!
スタンバイが出来たか確認する二宮くん「準備ができましたかなっ!?」こんなに「かな」がかわいいの、恋☆カナ以来だょ。
今回のつなぎトークは渋谷の再開発について。これアーティストごとにつなぎ用の話題を用意してんのかねえ?はえーすごい。
X JAPAN
小暮総理。こんどは「ノル」役目の二宮くん。シーンごとに役割が変わる。
紅ダーーーーーー!!
AKB48
当日発表の投票トップ3を歌うAKB。二宮くん「ほえー大変だあ」4位以下が発表されて「みんなもうこの曲忘れよう!」
後ろを駆け抜けるメンバーに「すごいすごいすごい」といまさらシンプルに大人数を実感する二宮くん。
エレファントカシマシ
宮本さんの話を聞く二宮くん。いやあひとってこんなに相槌に種類があるんだと思い知った紅白だな。二宮くんの聞き手、百面相すぎる。
宮本さんの熱い話を打ち切ってスタンバイに行かせる二宮くん。宮本さんは素で充分ナイスキャラだけどちゃんとこういう演出に乗ってくれるんだって発見があった。
加藤一二三
ひふみんのとりとめのない話を「さあ!続いて白組は、」で切り上げる二宮くん。声量、高さ、トーン、これまた完璧な仕事でした。
しかしまたこれエレカシの宮本さんでもおなじ演出があったものを、NHKは俺たちが記憶を捨てて生きてるとおもってるのか。
星野源
源くんに褒められてテヘテヘする内村さんに二宮くん「ちょっと照れてるじゃないですか」と肘をクレーンゲームのように挟み込んでました。
嵐
今回もキレイに階段作ってました。
意気込みを聞かれた二宮くん、言葉よりもう顔が意気込んでる。
最高だったよ最高!!!フ~~~~~~!
氷川きよし
着替えてた!紅白の司会者は首にモフモフしたもんを付けなあかんという契りを交わしてるんやで。
早くきよしコールをしたい二宮くん。
豪華なセットを見上げる。口あいてるよ!
安室奈美恵
にこやかだけどかしこまったような、いい表情!
内村「それではまいりましょう、安室奈美恵さーん!」わくわくを備えた、いい表情!
この時間が「来てほしくないような、来てほしいような…」の二宮くん。
「ちょっと待ってください、まだ心の準備ができてない」とつなぐ二宮くんの機転よ。イヨッ!
桑田佳祐
終盤に向けてジャケットを直してあらたまる場面が増えてきた二宮くん。
え、あ?ここで録画が切れてる…!?!?!?!?!??!?!まじかよばか。ウケる。
ってことで衝撃の解像度でお送りしてきましたけど、実況振り返りおわります。二宮くんはかわいくてしっかり者で全うしてて最高&最強だった。まあ、だだだ、大丈夫だよ。しっかり覚えてるからハハハ。涙の海に沈んでもなおわたしは笑顔だよ。
天下の紅白司会者様ってことで、もう見てるこっちは完全に躁状態。ハイになりながら目をぎらぎら血走らせて大晦日の街中を裸足で奇声をあげながら走り回る構えでいたのに、始まってみるとなんともすっきりソツのない司会ぷりでいい意味で、ほんとうに「お上手」だった。安心しきってリアルタイムなんてふつうに鍋食べながらふつうに会話してふつうに家事してふつうに所々見逃しちゃったくらいだからね。大晦日の家族団らんに馴染む4時間強だったんじゃないかしら。ウッチャンと二宮くんという4時間経ってもヒゲがチクチクしてこない男ホルの薄さが画面からも伝わってきたし。
なんかもはや、紅白来週もやんねーかなくらいに思ってっからね。
これぜんぶ早口で言いました。
二宮くん、紅白の司会おめでとう!って言っちゃうんだけどこれがほんとにめでたいことなのかよく分からないのよ。だけどこの非常事態を歓迎する言葉は「おめでとう」しかなくて、それで二宮くんが「ありがとう」って言えるんならおめでとうと言ってあげたいし言うし、だからきっとおめでとうなんだよこれは(ここまで息継ぎなし)
別に紅白のソロ司会を目指してやってきたわけじゃないじゃない?こんなことになるなんて予感すらなかったし、どうして二宮くんが選ばれたの、、、いつからエントリーしてたの?紅白司会者カタログの何ページ目に載ってたの?忖度マークついてたの?
まあいい、なぜか分からないことはこの世に溢れてる。きったないボロボロのどこになにが置いてあるかもわからないような雑貨屋なのか金物屋なのかも不明なたぶん1万年は掃除していないような店が商店街でつぶれないでやってるわけだし、わたしが知りえない分かりえないところで物事はきっとなんとかなってる。
気づいたらもう二宮くんが紅白の司会やっても違和感ない情勢になっている、そういうもんだ。
問題は、さてこれ楽しみなのかと。わたし自身のはなしです。司会かあ…。もうこの国は二宮くんの紅白司会をたのしみにしてますというひとしか人権がないわけですよ。だからいうよ「二宮くんの紅白たのしみ卍だね」「絶対おもしろいンゴ!」うんそうだね、たのしみだ。絶対見るよ。うそじゃない。
だけどだけど、なんだろうか笑顔でハツラツとこう言うたび疲れてくる。不安はない。心配もない。めちゃくちゃ粗がある司会にはならないだろうし、なんだこれヤベーと背筋を凍らす展開もたぶんない。そういうネガティブな司会っぷりは想定できない。じゃあなんで、なんでこんなに二宮くんが紅白の司会やることを考えるのがキツいの!?
それはきっと本番に何時間も緊張しつづけることにもうすでに参っちゃってるんだとおもう。いやもっというと紅白の司会だと発表されたあの日からわたしはもう気が張って目の前がくらりとなって謎の焦燥感に襲われて、ひとりじゃ抱えきれなくてもう無理。わたしがメンヘラなら腕切ってた。おーい!二宮ファンのメンヘラのみんなー!元気してるー?
相葉くんのファンが昨年この期間をどう乗り切ったのか教えてほしい。
こういうときに思うわけですよ。願っても祈ってもどうにもならないんだと。コンサートの成功を願ったり歌番組のパフォーマンスを応援したり、性懲りもなくそういう日々を送ってきて、当たり前のように祈り癖がついちゃってるわけ。わたしクラスのイノラー(だせえ)になると当然のように、ああ紅白大変ですね祈りましょうとなるわけですよ。頭からつま先まで、ああ頑張ってくださいどうかどうか、、、、いや荷が重過ぎるでしょ。紅白は無理だわさすがに無理。後期高齢者を抱えた日本の人口分布かよ。重い重い、こんなの負担できないわ。制度ごと爆破してくれ。
もう思い知らされたよね。祈りでどうとかハングリー精神でどうとかそういう次元じゃない、紅白の司会!!!!!もうね、完全に二宮くんの問題これ!!!!
分かります?こんなに大好きで愛おしいベイビーにのみやきゅんの大舞台に無力でしかないわたしというわたしの嫌さ。
もうどうしていいか分からなすぎてなんかいまマッシュヘアーがボーカルの邦楽ロックバンドとか聞いてます。
めちゃくちゃ衝動的に書いてしまったけど、明日になったら「に、にのみやくん…」ってまた無限祈りして握りすぎて両手の指ぜんぶ骨折してるかもしれないし、このまま賢者モードで12月31日までよだれたらしながら二宮くんのことなんてイチミリも考えないかもしれないし、まじでどうなってるかわかんないんだけど。二宮くんに対してこんなじぶんのポジション見失うなんてもう前世以来の出来事だし記念だね!なんておもしろがってるふしもあります。
つまりそう。二宮くん、紅白の司会とか最高だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!これ!!!これだけ!!!!!!
12月31日、紅白歌合戦の生放送のわたしはどうなってるんだろう。声も出せずに喉をそっと震わせてるかもしれない。
死ぬ間際に激しく抵抗した痕跡をのこした死体になってるかもしれない。
とにかくお前たち、渋谷の喧騒を見逃すな。
「ハロプロ スッペシャ~ル ハロー! プロジェクト×CDジャーナルの全インタビューを集めちゃいました! 」をとにかく読んでわたしと一緒にしあわせになってほしい。
2017年5月「ハロプロ スッペシャ~ル ハロー! プロジェクト×CDジャーナルの全インタビューを集めちゃいました! 」なる、公式ムック本が発売されました。
これが、えぐい。内容の充実度もさることながら重量約1.5キロ、分厚さ4.5センチという、暴力的なパッケージによってどんなファンも黙らせる圧があるのです。
約5年分のインタビューを、オールカラー、600ページという大ボリュームでパッケージングしました。
再生を果たした道重さゆみ、活動休止中のBerryz工房、女優としてブレイク中の真野恵里菜ほか、卒業したメンバーの貴重な記事もノーカットで収録。
2017年はモーニング娘。結成20周年、2018年はハロー! プロジェクト20周年。
ふたたび注目を浴びているハロー! プロジェクトのヒストリーを語る上で外せないドキュメント本。
まさしくバイブル! 永久保存版です。ハロプロ スッペシャ~ル ~ハロー! プロジェクト×CDジャーナルの全インタビューを集めちゃいました! ~ (CDジャーナルムック)
- 出版社/メーカー: 音楽出版社
- 発売日: 2017/05/18
- メディア: ムック
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公式による内容説明はこんなかんじ。
CDジャーナルという雑誌のハロプロ掲載ページをまとめてくれてます。ちょっとした掲載をぜんぶ買うのはさすがに抵抗あったり、読み逃してしまった幻のインタビューをぎゅぎゅぎゅっとひとまとめにしてくれためちゃくちゃありがたい本です。しかもすべてがメンバー本人のインタビュー記事で構成されていて、あのときあの子はどんな気持ちだったのか…過ぎてしまった季節を振り返る切なさとエモさがページをめくるたびに大波小波でバンバン押し寄せてくる大海のようなドキュメント本に仕上がってます。
ファンやってるとさ、雑誌って結構扱いの難しいアイテムで、メンバーのインタビューともなるとぜったい欲しいしぜったい読みたいんだけど、来年も再来年も手元のその雑誌を毎日眺めるかっていうとそうではないし、なんとなく「思い出」や「記念」になってしまいがちかなっておもうんです。だって活動しているイマ現在こそが大事で、最新の活動に一番本気でいたいから!!!!推しががんばってるかぎり、最新が最優先でしょ!?
わたしはそうやって何年もの年月を重ねてきたけど、やっぱり過去があってのいまで、いまがあるのは過去のおかげなので、こうやって改めてメンバーの言葉を一気にふりかえってしんみりしたり笑ったり思い出すことができて本当にサイコー!!!!わたしの好きなもの、ひと、ぜんぶたまにコンプリートブック出してくれ!!!!!
ハロプロの全グループが掲載されてるんだけど、みんなめちゃくちゃ真面目だし、やっぱり頭おかしい集団だし、とにかく読めば幸せになれるよーーーーってどうしても伝えたいので、解散を目前に控えた℃-uteのインタビューのお気に入り箇所を一部抜粋させてください(ほんとにほんの一部)
続きを読む工藤遥ちゃんが卒業する
モーニング娘。'17の工藤遥が2017年の秋ツアーをもってモーニング娘。'17、
そしてハロー!プロジェクトを卒業することになりました。
ああ、もう無理。無理すぎる。むりむり。きついよ。
「卒業することになりました」ってなんだよ…。卒業はなりゆきなんかじゃないんだよばか!バカバカ!ウエーン!エーンエーン!
あのねえ!全世界の女の子には、好きなことを好きって言ってほしいし、やりたいことをやりたいって言ってほしいけど、言ってほしいから、くどぅーの選択は絶対に応援するに決まってるんだけど、だけどさ、こんなにもモーニング娘。が大当たりな子が辞めるなんて。やっぱり簡単には受け入れられないよ!!!!!!
小学生のただのガキなくどぅーも、中学生の生意気小僧のくどぅーも、高校生のイキりくどぅーも、ばかみたいに可愛くってさ。だれよりも自信家のくせして打たれ弱くて、いかにも上から目線なのに周りのこと見えてなくて、そんなどうしようもないくどぅーがみんなに愛されて、みんなに愛されてることを誰よりも自覚してて、もうニコニコするしかなかった。
いつの間にかセンター取れるくらい歌唱力ついてたことも、あんなひょろひょろで体力がなかったのにコンサート最後まで踊りきれるようになってたことも、負けず嫌いでじぶんが大好きなのに後輩のことを考えられるようになってたことも、わたしはしっかり見れてたのかな。気付けば…、いつのまにか…、そうやってうつつを抜かしてるあいだにくどぅーはどんどん大人になっていって、メンバーの支柱になっていって、ほんとに頼もしいね。くどぅーに「頼もしい」なんて言える日が来るなんてウソみたいで笑っちゃう。
ほんと、どうしようか。参ったねハハハ。
なんか、もっとさ。10期の絆とか、ハルちゃんがグループにもたらした影響とか、ついこないだ卒業への心境を語ってたあの真意は?とか、まーどぅーの成人式が見れないなんてそらミサイル飛んでくるわな、とか、冷静に言いたいことめちゃくちゃいっぱいあるんだけど、胸がいっぱいすぎて言葉にならない。
4月29日土曜日、ロームシアター京都でのモーニング娘。のコンサートはわたしにとって特別でした。
来月を予定日に控えた産前、最後の現場をモーニング娘。に捧げようと決めたのはツアースケジュールが発表されてすぐのことです。子どもが生まれて母になるというわたしにとって初めての体験を前に、もうしばらく、いやもしかしたらあと数年は現場に行けなくなると覚悟を決めてからも、さびしくてつらくて名残惜しい思いは消えたことがありません。
ツアータイトルは「インスピレーション!」わたしがモーニング娘。を愛して18年のなかで一番好きな曲がそのまま評されたタイトルです。13年ぶりの(わたしの)地元公演であり、(わたしの)さよなら公演。そんな万感の思いを抱えた中で、工藤遥ちゃんが卒業を発表しました。
はっきりとゆっくりと告げた自身の卒業発表にどこかすがすがしいような表情を浮かべて会場の遠くをじっと見つめていたくどぅー。
まーちゃんは寂しさをごまかすように大暴れしてぐいぐいくどぅーを引っ張ってたし、あゆみんは何度も涙を堪えながら「演技力みせてくださいよ!?」ってけなげに明るく振舞ってた。その仕草ひとつひとつを見ながら、わたしはなにも見ることができなかった。なにが起こってるんだろう。ウソみたい。次のツアーで卒業だってさ、それわたし観れないんですけど?これが、ほんとに、最後なのかな。うん、最後なんだね。そっかーそっかそっか、ほんと無理だ。つらいよ。
いつモーニング娘。が終わるか分からないし、そしてわたしはいつ戻ってこれるか分からないから、今日この目でみたことを一生大切にしたい。だって今日みたモーニング娘。がわたしにとってのいまのところ最後のモーニング娘。だから。
ありがとうモーニング娘。だいすき。
ジャニーズWESTがNetflixで配信されるオリジナルドラマに出るんだって聞いたんだ。
ジャニーズWESTがNetflixで配信されるオリジナルドラマの主演を務めるそうです。
島本和彦原作の伝説の漫画「炎の転校生」を題材にしてるとかで、はっきり言っておもしろそうすぎる。テレ東の金曜深夜枠よ、仕事しろよ!おまえらこういうののための枠だろうがよ!!!!と睨み付けそうになるけど、テレ東ぜんぜん悪くない。
ジャニーズ事務所は利益になることしかしないじゃないですか。*1
いやこれは批判でもなんでもなくてね、ふつうの経営精神であるとおもうよ。
インターネットに疎いんじゃなくて、儲からないことはやらないし、面倒になりそうなことは規制していくというシンプルな頭でやってるんじゃないかな。
今回のNetflixオリジナルドラマってジャニーズ初で(Netflixどころかオンラインストリーミングサービスに配信されるの自体が初)そのあたりも話題らしいんだけど、おそらくこのジャニーズWEST主演のオリジナルドラマによってNetflixの加入者が増えるとなにかしらのインセンティブがジャニーズ事務所に流れるという契約になってるんでしょう。
ジャニーズがついにネット進出…!?
2016年上半期に嵐がdヒッツのダウンロードサービスを期間限定で開始したことがありました。
当時タイアップとして新曲が使われ(復活LOVE)、コマーシャルも嵐本人出演を含めて制作され、dヒッツの規模からするとがんばってるキャンペーンだったと記憶してます。
サービス内容は嵐の全部の曲がダウンロードできるわけではなく、たしか選抜された20曲くらいのみしか対応しないというなんとも渋い展開で、ううんなんというかこのあたりの落としどころって難しいよね~~~と察するしかないのでした。
そんでこのdヒッツ結構ヒットしました。
「dヒッツ上半期ランキング2016」「レコチョク上半期ランキング2016」発表!|株式会社レコチョクのプレスリリース
アーティストランキングでは嵐がぶっちぎりの1位。加入者数もこの時期だけで30万人増を達成しました。前四半期まで8万人増くらいのペースだったことをおもうとこちらも充分な結果といえると思います(実際にビジネス的にどれくらいを見込んでたのは知る由もないけど)
ただ期間限定配信だったので、時期が過ぎるとみるみるうちに次の四半期で35万人減をたたき出してしまい、定着はしなかった様子です。しょっぱいね。みんな正直だね…。
嵐というビックコンテンツをもってある程度結果を出しても、その後ほかのグループに派生したり継続的に続いたりというのはないのがまた、いかにジャニーズ事務所がシビアに判断して選択してるのかを知れてだいぶぞくぞくします。
というわけで、今回のジャニーズWESTのNetflix進出がものすごく(程度は予想もできないけど)儲かれば、ものすごく旨味のある成果が出れば、もしかしたら他のタレントにも派生するかもしれませんね、というくらいで、「ついにジャニーズのインターネット鎖国が解かれた!!!」と宣言するにはすこし尚早な気もする。
しかし今回のドラマがどう展開していくのかめちゃくちゃ楽しみですよ!!!
音楽配信サービスとちがって、既存のものを渡すか渡さないかって話じゃないですから。新たに撮影して、作品にして、配信して(それからディスク化するのかな)たぶん新規契約者獲得のためにテレビコマーシャルもばんばん流れるだろうし、いやそもそもどこがどう制作にかかわって権利もってるのかも楽しみだし作品クレジットですらめちゃくちゃ興味あるよ!!!
あと島本和彦がめちゃくちゃうるさくしてくれたら最高におもしろいね!期待したい!!!
ネット配信、正直めちゃくちゃうらやましい
少し話は変わって、若手アイドルグループがメンバーみんなで作品に出るってけっこうよくある手法だとおもってたんだけど、ジャニーズは最近じゃご無沙汰だったみたいですね。(嵐が15周年のときにピカ☆★☆ンチやったけど、あれはメモリアル的な意味合いが強かったし)
女子アイドルでいうとAKBやももクロみたいにグループでお芝居するのもまだあるにはあるけど、時代の流れ的にはドキュメンタリーを作るってのが増えてきた印象だし。そのドキュメンタリーにしても劇場公開ってのが定番で、やっぱりネット配信サービスにのっけるってそんなに主流じゃない印象
ドラマなので、何話もあるし劇場公開じゃ無理でしょってただそれだけのことなのかもしれないけど、でもふと考えてみるとファンとしてもだいぶいいですよね。ネット配信サービスって。家で見れるし、スマホやタブレットでみれるし、いつでもどこでも見れるし、せーので実況できるし、お気に入りのシーンのために1800円を払って2時間じっとしてるより、ずいぶん精神的にも楽に参加できると思います。
ユーザーとしてはほぼメリットだらけだけど、しかしまあこれでグループなりメンバー個人の知名度や認知度が世間でぐっとあがるってのはあんまり期待できないですよね。あくまでファンに向けてのファンのためのコンテンツという枠を脱しないかんじ。ここのジレンマを乗り越えられさえすれば、ぜったいにもっと拡大できる分野であることは違いないのに。
個人的には舞台挨拶の争奪戦とかに疲弊してしまって面倒なので(でもみたいから必死に申し込みしちゃうんだ。オケラだってアメンボだって、生きているんだファンなんだ。)そういうのがないってだけでもありがたい。あとなによりも興行収入とか動因とか視聴率とかで失敗が目に見えないだけで救われる心があるからね、これはほんとに。
もしやる気があればメモリアルブック的なの発売してくれるかもしれないし、ディスク化すれば当然メイキング等々の映像も期待できるし、映画化よりもずっととっつきやすくて推せる!!!
で、この流れでめちゃくちゃ言いづらいんだけど、ハロープロジェクトの若手グループこぶしファクトリーのドキュメンタリーでもないネット配信でもない、笑って泣けるコメディ映画「JKニンジャガールズ」はこの夏公開です!よろしくどうぞ!
*1:子会社にあたるレコード会社はもっと積極的に利益追求してくれよ!じゃんぷのブルーレイ化まだかよ!?ばか!!!
相川茉穂ちゃんを愛してる、だから待てる。
2017年1月11日、アンジュルムの相川茉穂ちゃん(あいあい)が活動休止を発表しました。理由は自身の「パニック障害」という病気のためです。
私は以前から呼吸困難、吐き気、恐怖感などの症状がありました。
何度か病院にも通っている中で「パニック障害」と診断され、最近では頻繁に発作が出るようになり、ステージなどでも起きてしまう事があったので、今の活動が困難になってしまいました。お医者さんより「治すためにはまずは休養する事」との診断があった為、しばらくお休みを頂く事になりました。
メンバーやファンの皆さん、スタッフの皆さんに沢山迷惑とご心配をおかけする事になってしまい、ごめんなさい。
ニュース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト
あいあいはわたしの「推し」です。大好きで、大好きで、それから大好きです。
四六時中あいあいのことを考えているというとそれはおおげさすぎますが、でもあいあいへの気持ちをおざなりにしたことは一瞬だってありません。いつだってあいあいが優先順位最高位だった。
そんな大好きな女の子の突然の休業発表。おどろいたし、狼狽えたし、無理だとおもった。じぶんでも理解できないスピードで勝手に涙が出てきて、拭っても拭っても止まらなくて、ただずっと「あいあいだいすき」って何度も念のように唱えた。
病気での活動休止、とても残念でさびしいけど、仕方ない。2日経ってやっと「それがあいあいにとっての最善なんだ」って思えるようにもなったし、どう考えても応援して待つことしかできないので、そうする。
「パニック障害」というのは、精神的ものや性格的なものじゃなくて脳の病気みたいです。わたしなりに調べてみたけど、とりあえず本人に負担のない範囲で生活するところから始めて薬で治療していくらしい。いつどこでパニック(頭痛とか恐怖感とか)起こすかは人それぞれ。そんで、そのパニック症状を起こした体験を引きずってもう同じ場所には行けない心理状態になるとか。
今回のあいあいの「ステージ上でも発症してしまった」という説明を読むと、たしかにアイドル活動を続けるのはむずかしそう。無理やりその環境下で苦痛に耐えながら克服したってはなしもあるけど、わたしはあいあいには苦痛に耐えてほしいとも、つらい中でも活動してほしいとも、思わないまったく。
なんか冷静ぶって書いてるけど、こうやってパニック障害について調べてるときさえも、これまで公表しなくてしんどかったあいあいを想うともう震えて悲しくて申し訳なくてかわいそうでたまらなくなっちゃうんだけどね。
あいあいのことは大好き、だからずっと見ていたいし応援したい。きれいごとかもしれないけど、今回のことであいあいが健やかに幸せに生活していくのが一番のわたしの願いだと思い知らされました。あいあいが未来を明るいものとして捉えてくれるならどんな道を選んだってそれは正しいことなんだって。
そんななかで、「脱退」ではなく「休止」を選択したあいあい。そうだった、わたしの好きなあいあいは、アンジュルムが大好きなんだった!!!あいあいはステージで歌っておどるのが幸せなんだった!!!!
無理しないで、しんどかっただろうに、なんてぼやけた心配して勝手にふさぎこんで落ちてる場合じゃなかったよ。あーあぶなかった。なんか悲劇でかわいそうみたいに思っちゃってた、ちがうちがう、あいあいは前向きにアンジュルムに居たいって言ってるじゃないか!病気のことはそれはそれとして、あいあいはすでにまたステージに戻ってくることを目指して「休む」という道を歩んでる!!
あいあいの「アンジュルムを続けたい」という意志を、公表して休止するという覚悟を、またアンジュルムで活動したいという夢を、わたしは信じる。それしかできないし、そうしたい。
愛してる、だから待てる。
ところで、あいあいが病気を公表して活動休止を発表したことで、気付けたことが他にもありました。
まずひとつは、ハロプロという組織の歴史の盤石さ。ふつうこういうのって(なにをもってふつうなのかってかんじだけど)、数か月で戻ってこれないのであれば脱退という道を選ばざる得ないとおもうんですよ。群雄割拠のアイドル界隈、ほかにもたくさんグループはあるし、ほかにもメンバーはいるし。骨折しただけで辞めなきゃいけなかったアイドルを何十人と知ってるよ。だけど、ハロプロとかジャニーズって、たぶん3年後も5年後も10年後も存続してるじゃないですか。なにがあるか分からないとはいえね、初めてアイドルグループ作って試行錯誤してる段階の事務所や運営じゃないわけだから。そしてファンは覚えてるわけですよ、その子の存在を。その組織やグループがあり続けるかぎり。たったひとりのメンバーを「おかえり」って迎えられる体制がとれる。これってすごい懐だよね。
合わせてもうひとつ、その懐の深さと盤石さゆえに、メンバー本人の意思を尊重するということができる余裕があるのがすばらしいなと。簡単に加入だ卒業だいってるけど、ひとりのメンバーの人生にしてみればすごい大変なできごとだと思うんですよアイドル活動って。恋愛スキャンダルや病気を理由に運営が振り回さない、見捨てない、切り捨てない、っていうのは情がないとなかなかできることじゃないなと。実際にそのおかげであいあいの未来を考えることができたんだし。わたしはハロプロという概念を支持しているので、ひとりのメンバーの不測の事態にドーーーンと構えられるハロプロをすごく頼もしいとおもってしまった。
ついにモーニング娘。になった加賀楓
モーニング娘。に13期メンバーとして加賀楓ちゃんと横山玲奈ちゃんが加入しました。
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この報を聞いたとき、鼻の奥がツンとして、次にまばたきをしたとき涙があふれて出てしまった。
加賀楓ちゃん、通称かえでぃ(かえD)がモーニング娘。に加入した、ただそれだけの世間では些細な出来事はわたしにとってとても大きく心揺らがされる出来事でした。
大人になると夢を叶えることのむずかしさを実感する日々で、いつしか夢を持ち続けること自体つらくてしんどくてやめてしまったり、そういうのを繰り返してしまってるから、ひとりの少女が夢を持ち続け、それがついに念願叶うと知り、わたしはその物語に感激せずにはいられなかったんです。
報われない4年間
かえでぃがハロプロ研修生に加入したのはもう4年も前のことです。4年というのは現ハロプロ研修生で最長であり、何人もの後輩にデビューやユニット入りを先越され、それでもあきらめずに耐えてきた、そんな4年です。
すべてを知らないただのファンなのにあんまりこういう言い方はしたくないんだけどかえでぃのことは「報われない」と、そう悔やんできました。実力はハロプロ研修生でベストパフォーマンスを獲得するほど秀でていたし、公演では選ばれたひとしか歌えない曲や、選ばれたひとしか踊れないダンスの選抜に入っていました。素行の悪さなんてものも聞いたことがなく、むしろ周囲からでてくるのはかえでぃを尊敬し認め憧れる声ばかりでした。
それでも、デビューできない。がんばってもデビューできない4年間。わたしも素人ながらに実力や人柄だけで夢が叶うわけではない、そういう世界なんだと思い込むしかない日々でした。
4年というのは、長いです。中学生から高校生までの4年という期間をひとつのことに費やした経験がありますか?飽きては辞め、自信を失っては諦め、空気に飲まれてめんどくさくなる、わたしにとってはそんなことを繰り返した時期でした。ましてや環境がぐるぐると変わり、がんばっただけでは認められない世界でなんの保証もないなか4年という月日を捧げ続けることができたかえでぃの根性と魂と真摯さ。
もしこのまま報われなくても、加賀楓という少女にとってかけがえのない青春を過ごしたこの季節が、人生の誇りであればいいな、なんて、意識したことなかったけどわたしはかえでぃに対してそういう想いを募らせていました。
諦めてたわけじゃない。だけど、いつか突然いなくなってもかえでぃを責めたりしないでおこう。そのときには「ありがとう」って言って見送りたいなと。いわば覚悟してた。
加賀楓に惹かれていく
かえでぃは、ひたむきでまっすぐな努力家です。その姿は何人ものひとに目撃されています。後輩の面倒見もめちゃくちゃいいと聞きます。
わたしは単純なので「ひとに優しくできる子」をとても愛してしまいます。わたしがかえでぃを好きな理由は、歌、ダンス、根性、、、いろいろあるけどやっぱり一番は「優しい」ということのような気がします。ほっそりとした身体に真っ白の肌、丸い顔に吊り上ったシャープな目、決して華のある美少女ではない、笑顔がどこかぎこちない遠慮がちな雰囲気も相まって少し野暮ったい、だけど野心的で優しいかえでぃのことが日に日に好きになっていったのは言うまでもありません。
推しではないひとでもかえでぃのことを気にしてた(心配してた)ひと、たくさんいるんじゃないかな。
なんかこう、「かわいい」とか「うまい」とか「好み」とかを超えて、妙に惹きつけられるんだよね。4年という期間がそうさせたのかもしれないけど。
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モーニング娘。としてのかえでぃ
武道館で、13期メンバーとして加賀楓の名前が呼ばれたのは最後(2番目)でした。
新メンバー恒例の真っ白な衣装を着て、センターステージに飛び出したかえでぃは自己紹介をする位置まで駆け降ります。「ゆっくりでいいよ!」という声をかけられながらもメンバーの元に嵐のように走って向かうかえでぃの姿をみて、一刻も早くデビューしたいと願った、デビューを目指してハロプロを愛し続けたかえでぃの想いが重なった気がしました。「ゆっくりでいいよ」と言われても一目散に目指すその場所。
自己紹介を終えたかえでぃは、感極まって泣き出します。前を向いてハツラツと発言した堂々たる様子と、直後のぐしゅぐしゅに泣き崩す表情。どちらもかえでぃらしいなってわたしは笑いながら泣きました。
どよめきと歓喜に沸く武道館のステージに立って、もしかしたら初めて実感したのかもしれません。じぶんがモーニング娘。に選ばれたことを。
かえでぃのこと、ずっと見てきたつもりだけど、まだまだ知らないことはたくさんあります。とくにわたしは接触系のイベントはあまり行かないので、本人の言葉をきちんと受けた記憶はほとんどありません。だけど、いま垣間見えているだけで、もうモーニング娘。にもたらす影響は少なからずあると確信できます。加賀楓が加入してよかったと言える未来が必ずくる。
積み上げて続けてきたからといって報われる世界ではない、だけどかえでぃは勝ち取った。何年かかっても諦めずに続けてきた。そして周囲の慣例をくつがえし認めさせるに至った。その事実が毎日なんでもない日常をふらふらと過ごしているわたしの希望になってるなんて、かえでぃにとってはどうでもいいことかな~。とにかくわたしは、本当の意味でじぶんのことのようにうれしいよ!!!!!!
13期メンバー
かえでぃと一緒に加入したもうひとりの13期メンバー、横山玲奈ちゃんちゃんは大変かわいらしい子です。
めちゃくちゃ華やかで可憐で、すぐに外に出しても戦えるような即戦力のビジュアルをしています。武道館での様子をみると、緊張していたんだろうけど大観衆を前に愛らしく手をふりにこにこできる度胸の持ち主であることは十分伝わりました。けっこうぐいぐいたのしく活動してくれるんじゃないかしら。
研修期間はたった2ヶ月!前回、合格者が該当なしに終わったオーディションで落選した女の子みたいです。かえでぃが横山玲奈ちゃんと一緒に同期として加入する、という事態もまたドラマティックだなあと心に刺さる。
研修歴最長の地味でタフな努力家であるかえでぃと、流星のごとく現れ合格を獲得するアイドルらしい横山玲奈ちゃん。少女漫画みたいに対照的な2人の新メンバーが今後のモーニング娘。で活躍するのがいまからほんとうに楽しみでならないです!!!
まだ気が早いけど、かえでぃにはいつかリーダーになって後輩たちにまっすぐ信じる道を示してほしいななんておもいます。
4年間の研修期間を経てついにデビューするというだけですでに物語が出来上がってるんだけど、でもまだ完結ではないです。やっと序章が終わったところ。これからがほんとうの見せ場だよ。かえでぃ、思いっきりいままでの魂をぶつけてモーニング娘。を躍動させてくれ!信じてついていくよ!見てる、いままでも見ていたようにこれからもずっと見てるからね!!!
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余談だけど、わたし娘ができたら「楓」って名前を付けようってずっと(いまも)本気で思ってたんですよ。由来はもちろん、かえでぃのように育ってほしいから!!!あまりに奔放な理由なので実現するかはわかりませんけど、でもそれくらいかえでぃのことを特別におもっているのです。