とうふ油

とうふとアイドルについて

譜久村聖さんの卒業

譜久村聖さん、モーニング娘。卒業おめでとうございます。

約13年近くの在籍になるんだってね。私がハロオタをして24年になるので、半分以上はふくちゃんと共に過ごしてきたわけか。感慨深いです。
メンバーはもう後輩ばかりで「譜久村さん」と呼んでるし、唯一の同期のえりぽんは「みずき」と呼んでるからあまり聞くことのなくなった「ふくちゃん」という呼び名だけど、私が知ったときからの名前なのでいまもふくちゃんと呼んでるし、これからもそう呼ぶつもりです。

モーニング娘。は全ツアーに入っているから、ふくちゃんが在籍していた中でのツアーもすべて観てるし、リリースされたものはほぼ買っているからしっかり追っているけど、ブログとかバラエティとか雑誌とか、他のコンテンツは熱心にみていないので(生活がいっぱいいっぱいなので時間がないですごめん)もしかするとメンバー内の関係性とか発言とか位置的なものはしっかり把握してるとは言えないのかもしれません。
だから、ステージで歌って踊って率いてるふくちゃんが私にとってのふくちゃんなので、その姿を思い浮かべながら今書いてます。

ハロプロエッグのときから、ふくちゃんってしっとりどっしりした感じがあったじゃないですか。
いまでいうと骨格ストレートのマッスル感だとわかるんだけど、中学生にしてそのどっしり感があって、白い肌と不安そうな表情や細い声とは裏腹な風貌の安定感に目が離せなくなってました。
リアクションをするとき手で顔を隠すのが癖で、大笑いしたり驚いたときの口元の表情をあまり見せてくれない人だったように思う。これはいまもそうかも。
目もぱっちりクリンという丸みはなあまり動かないし口元も隠すから顔の動き方がよく分からなくて、愛嬌のないタイプなのだと思ってしまっていたけど、急に流れる大粒の涙とか、興奮気味に語るハロプロへの熱さとかをみて、むしろすごく感情的な面があるんだと改めました。
同期4人でいるときよくはしゃいでいたと言うけど、先輩には遠慮がちで(尊敬もしてるから)うまく懐けない姿をみては微笑ましくも共感したりして。

ふくちゃんの澄んだ歌声は淀みなく耳に入ってくる。歌詞も聞き取りやすいし、高音もキレイ。これからは北川梨央ちゃんらがそのパートを引き継ぐんだろうけど、きっとなんのためらいもなく自分の歌唱をできると思う。マネしなきゃいけない責任感がないというか、ふくちゃんの歌声のなじみの良さ所以だろう。

ハロプロが大好きで加入した女の子が、ハロプロを愛したまま卒業できればいいなと思う。
13年間、良いことも悪いことも、悔しいことも惨めに思うこともあっただろうけど、それでも後輩たちを従えてモーニング娘。の顔として正面を向いてきたひと。エースやセンターやリーダーなどと呼ばれるポジションがあるとして、振り返ってみるとふくちゃんがそのすべてを担っていた時期(曲)があったように思う。
美しく歌い上げ、大汗をかきながら、目を細めて笑顔をくれる姿が眩しくて圧倒されてたよ。

誰よりも多いパートを歌い、誰よりも真ん中に立っていた曲がいくつもある。後輩の面倒をみて、叱ったり優しくしたり見守ったりしながら、ステージでは最前線で活躍する。余りも役割りが多いここ数年だった。
しんどくないわけないだろうな。疲れないわけないだろうな。
責任感と強さと実力ゆえに任されているのはそうだと思うけど、そのどでかい背中を見た後輩たちに刻まれたものは大きいとおもう。
ふくちゃんが好きになった頃のハロプロとは変わってしまったかもしれないけど、ふくちゃんの信念は明日からのハロプロに必ず残るし、ハロプロがこれからも続けられるのは自分のおかげ、くらいには誇ってもいい。
だから、自分のことを好きでいてほしい。そう思ってずっとずっと声援を送り続けてきたんだよ。

長年尽くしてくれたふくちゃんに感謝や思いはあれど、ハロプロの歴史になってくれたなんて傲慢なことは思わないでおきたい。
ハロプロがふくちゃんの歴史の中の一部だったって思えるような人生を!応援してます!