とうふ油

とうふとアイドルについて

キラキラした朝をBerryz工房と迎えたい

「あと数か月、身の振り方をしっかり考えて行動しないと後悔する気がする」
これは8月にハロプロショップ秋葉原でのトークイベントでのナカGさん(くまいちゃん/Berryz工房ファン)の言葉です。

2014年8月2日中野サンプラザで行われたハロコンで突如発表されたBerryz工房の活動停止。その日会場で本人たちの言葉でそれを知ったわたしは思考停止に陥りしばらく涙することすらも忘れてしまいました。永遠にかわいいバカをやり続けるはずのBerryz工房が活動しない…!?そんなわけ…、無理無理無理無理ムリムリムリ

Berryz工房はわたしの生きがいです。大げさです、でも嘘ではないです。メンバー発表やデビューから10年間、活動を追いかけるのをおざなりにしたことは1日もありません。わたしの日常にいつだってBerryz工房はいました。
中学生のころヘアサロンで梨沙子の画像をみせてこの髪型にしてくださいってお願いしたことや、雅ちゃんに誕生日おめでとうって言いたくて人生で初めて遠征したことや、ベリの曲を歌うためにひとりでカラオケ10時間過ごしたこと…コンサートやイベントはもちろんですがあげればキリがないほどの思い出があります。

数か月たち、武道館公演を成功させ、ナルチカやホールツアーも始まりました。それでもまだわたしは彼女たちの活動停止を受け入れることができませんでした。やっぱり活動停止なんて信じられない。冒頭の言葉を充てるなら「わたしはまだ身の振り方を考えられていない」ということになり、ここにきて嫌だ嫌だと言っているうちに来年になり春がきて後悔に溺れてしまうのではないかと焦りはじめました。

デビューから解散までの10年間をしっかり見届けないと、わたしはBerryzファンをまっとうできずに終わっていく。10年間メンバーと一緒に年をとり、こんなにも近い目線で同じ時代を生きてきたのに最後の最後になって意地をはってメンバーの決意を否定することは、将来悔いが残るにちがいない。終わるんだ、終わることを決めたんだ。大好きなメンバーがそう決めた。わたしも心を決めよう!!!


最新シングルにしてラストシングル「ロマンスを語って/永久の歌」は、華やかでキラキラした軽快なナンバーです。これまでコミックソングや、ぶち上げロックを果敢にあてがわれてきた彼女たちが最後に歌うのは小さな幸せをぎゅっと抱きしめたくなるような直球のかわいらしい曲でした。

Berryz工房『ロマンスを語って』(Berryz Kobo[Speaking of Romance ...

こんなに晴れやかな曲ですが、はじめと終わりはモノクロの映像です。過去の話のような、現実に戻されたような、とにかく色のない世界でした。初めて聞いたとき曲の出来のよさにうれしくなったのはもちろんですが、ああこれで最後なんだと言葉にされなくてもそっと教えてくれているような印象を受けました。

「キラキラ あなたと朝を迎える」
「愛する あなたと朝を迎える」

ロマンスを語ってのサビの歌詞です。活動停止発表後の重くのしかかった絶望のような気持ちの無意味さを思い知りました。来年の春、キラキラした朝を迎えたい。7人の美しいコーラスがわたしの涙をぬぐってくれた気がします。できるだけ輝く朝を愛するBerryz工房と迎えたい!これがわたしの身の振り方です!

10年間という短くはない活動期間を最初から最後まで付き合えた幸せに感謝をして来年の春までとことん好きでいます!