とうふ油

とうふとアイドルについて

2016春 2つのドラマ。

おれたちは2016年の春のことをぜったいに忘れない。

ドラマみてる?大野さん主演の「世界一難しい恋」、松本さん主演の「99.9」どっちもふわふわまじがちおもしろドラマで最高よね。
最終回をまえに、このハッピータイムしかもたらさなかった2つのドラマについて書いとかないと!いまこのとき!っておもうから、書くよ。

世界一難しい恋

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第一印象は、「ロゴ、ソシャゲじゃん…」だったけど、本編はじまってみれば、横浜をむんむんさせたスマートなやつに変わってた。

セカムズはねえ、もう、なんといっても、大野さんがかわいいという一点を軸にすべてがまわってるというずいぶんなメリーゴーランドで、ふた開けてみれば毎週、しゃちょ~~~れいさんんんん~~ってもだえる時間だった。脚本から演出から大野智がかわいいという前提で作られてて、かわいいへの信頼度がはんぱじゃない。
おおのさんの背の小ささ、口元がつんってなるとこ、光をたくさんあつめる眼、身体的特徴を隠すのではなく鮫島零治の良さとしてむしろぐいぐい表に出していくという大正解の手法をもって成立させてるの、ずるくてにくいよ。すごいのは大野さんはそりゃもう元々スーパーかわいいんだけど、かわいい社長がかわいいことをしてるという設定のかわいいをちゃんとやってて、大野さんのなかの「かわいいとは」みたいなのが見れるのがまたいいんだよ、、、。
あの慌てた仕草も、あの丸くなった背中も、あのとぼけた嘘の表情も、すべて「かわいいことを解ってやってる」という事実に、大野さんの仕事人な一面を見つけ出してしまって、もう大変。あれもかわいい、これもかわいい、ぜんぶかわいい、ちゃんとかわいい、きっちりかわいい、そこまでかわいい!?ここまでかわいいのか…。すげえ、うはーかっこいい…。
そうつまり、かわいいの連打攻撃をうけて、カッコイイ!!!!にまで変換されてしまってるよ。
おたく、細かいあれやこれやを見つけては、いつもいつでも地球がおしまいになってもかわいいかわいいって連呼し続けてるけど、ご本人様が意図的に、プロの演出を経て提供される「かわいい」は至高でありそしてまた上質であるゆえに「かっこいい」ものなんだと、痛快に思い知らされた。35歳、ただのかわいいで食ってるわけじゃないんだよ。


で、ドラマのはなし。当たり前みたいに恋愛っていうけど、だれからも教わったことないし、いつから始めるものなのかもわかんないようなものを、さもみんな知ってて当然って顔して暮らしてるのって実はすごいおかしいことなのかもなっておもった。
サメちゃんを通じて、学んだ恋愛論は…、なにもない!ぜんぜんない!役に立ることゼロ!!!だけど、だからこそ、恋は世界一難しいものなんだってやっと知れたかんじする。
サメちゃんとみささんだって、最終回あと1話残したいまの時点で、ようやくお互いのことまだ知らないことに気付いたんだから、わたしだって恋が世界一難しいってことにこないだやっと気づいたって、遅くないはず。こんな初恋みたいな恋愛ドラマをアラフォーのアイドルがやるって夢があっていいじゃないか。
ブコメなんてカテゴリーではおよそ想像もつかなかったスローリースローリースーパースローリーな展開で、やっと好きって自覚してやっと告白してやっと抱きしめてさ。キスできないよ~><って、りぼんでもちゃおでもなかよしでもチューしてからドキッ♡の少女マンガやってんのに、なにかしらねこの奥ゆかしさは!

あと、絶妙すぎるIseekのイントロね。ドラマの終盤、はわっはわわ…ってドキドキしてたらピュロロロr~って警報みたいなイントロが鳴り響いて、ぱぱらぱらぱら~だよ。主人公の脳内ぐるぐるぱぱらぱら~を、歌っちゃうよ。あーラブコメ。これがラブのコメなんだね!
めっちゃ良い曲を生んでくれてありがとうセカムズ!とこっち方面への感謝もさせてくれ。

毎週毎週よくもまあ、ハラハラしたし、キュンとしたし、じれったくおもったし、この手の感情がドラマで芽生えたのもほんっっっとに久しぶりでめちゃくちゃたのしかった。日本全国民大野くんのお母さんになって「あんたもう!」ってジリジリやってたんじゃない?大野さんのまわりを全員お母さんにしてしまう力、どんだけ威力あるんだ…。

大野さんのセリフのいいまわし「そうおもってる。」「そっちに置いてけ。」って話口調だと略してしまう音をぎこちなく発音してたのがこそばゆかった。なにより「みささん」がめちゃくちゃ言いづらそうで、もうみささんって呼ぶことすらも応援したくなるとか、まじかよっておもってる。なにからなにまで手のかかる社長だな!最終回たのしみだ!

99.9

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99.9はもう大フィーバー大ハッスルだね!!!
放送開始前からこんなたのしませてもらって(事前番組、ツイッター)意気込みが形になって熱になってテレビモニタからむんむん発してきて押し倒されそうな日々だった。
こんなに「視聴率とってくれ」って願ったドラマほんと久々だよ。正直、結果ありきというか、ここまで労力かけてここまで努力したんだから、高視聴率たのんますよ!ってドラマ側からじっとこっち見られてるような感覚さえあって怯えてたんだけど、ふたを開けてみれば、大好評も大好評で、そりゃめちゃくちゃ気分がいいもんだワハハ!
推しグループのドラマとはいえ、純粋になんの不満もない状態でここまで作ってくれる、うれしさ?ありがたさ?なんかもういろんな喜びがあふれてる。

じゅんちゃんの、ニタニタする笑顔にこんなに心もっていかれるとはね。
あの企みをふくんだニタニタ顔そのものがキャラクターになってる役、じゅんちゃん初めてじゃない?いやらしいのに、どしたのどしたの!?って近寄って聞きにいきたくなるような、引き寄せられる愛らしさ。あと好奇心旺盛に耳に手をあてて「ん?」ってやってるときの深山、ちょう好き、あの顔めちゃくちゃ好き。
99.9をみて松本くんのこと好きになったひとは、あのかわいいニタ潤をベースにこれからのおたく人生歩むのかとおもうとうらやましいしかない。生まれ変わるならわたしは99.9新規になりたいと、まじでおもう。
ドラマのじゅんちゃん、活気があっていい。いろんなシーンで、いろんなアイデアと試行錯誤があったんだろうけど、そういうのを感じさせないカラっと揚がった湿り気のない表情がめちゃくちゃ新鮮。深山のなかに芯の太い部分があって、それが揺るぎないからこそ、自由に軽く飛べるのかなともおもうし、なんていうか、開き直ってて気持ちいいんだよね。
あとこれは妄想かもしれないけど、じゅんちゃん自身がこのドラマをやっててたのしいうれしい、みたいな空気が身体にまとわりついてて、ほんと幸せな時間を過ごしてるんだな~それはつまりおれにとっても幸せなことよ~~~おろろ~~ん。
99.9が、松本潤のワークスに刻まれることがめちゃくちゃ誇らしいよ!

弁護士ドラマだけど、ほんとに軽快でゆるくてかるくて見やすいよね。Jポップドラマ。
都合よすぎるとこも、簡単すぎるトリックも、濃すぎるキャラ付けも、Jポップドラマの王道をいってて、松本潤が歩く道は王道ド真ん中であるほうがいいに決まってるんだから、つまり大正解もいいとこ。
チームモノに必要不可欠な、回を重ねるごとにそのチームの人々がすきになっつていく(視聴者も主人公も)の工程がきちんと描かれていて、ドラマの終盤に仕掛けられる次週へのピリっと効いた予告が、胸をざわつかせてる。こないだの最終回まだ撮ってる真っ最中でへでへの予告もチャーミングでウケちゃったね。
個人的には、コメディパートのテンポが速すぎてちょっとなに?なになになに?ってなってるあいだに、もう深山が事件のヒントをゲットしてるというのが毎週の展開なんだけど、深山は勝手にヒントをゲットするし、勝手にニタニタしてるし、勝手にうろちょろしてるので、わたしも佐田になった気持ちでポカンとしてるよ。

なんかいまのかんじだと、続編もぜんぜん余裕で作れそうだし、このままでは終わらない予感もするけど!

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そんな2作品がアリーナツアーと同時進行で発信されている2016年春!にのみや御大にいわせれば「いまのタイミングでドラマをやるのはとてもファン想いだよね」とのこと。よしきた!その想いおれがしかと受け取るぞ!どんとこい!最終回まで、わたしをドキドキさせてくれ!

「アンジュルム」のこれまでの変遷

ハロープロジェクト所属の8人組アイドルユニット「アンジュルム」のこれまでの変遷について書くよ。

アンジュルムは、2015年からぐぐぐぐぐっと推されはじめて(ハロプロ比)いろいろと界隈で盛り上がってるアイドルユニットなのです。
それはつまり昨年から急にこのグループのことが好きになったひとが多数存在するということのようで、わたしのまわりにも突然アンジュルムのこと教えて」というひとが増えきたんだよね。わたしはめちゃくちゃ優しい神様だから、それにいちいち答えてたんだけど、やっぱ神様も大変っつうか、もう同じこと何度も説明しすぎて古典落語みたいになってきた。
アンジュルムの変遷がけっこう波乱万丈だったからちゃんと伝えようとすればするほどものすごい時間がかかるし、それ以上にアンジュルムがすばらしいグループゆえに知れば知るほどもっと知りたくなるというかんじもあるし、もういっそのことまとめちゃおう、この記事のURLピッってLINEして済まそう、とおもって書くよ。

あのねえ、これで新規を増やしたいとかそんな欲目も責任感もないからね。勝手なことを勝手に書くだけだから。
これは「知ってもらう」のが目的だから、細かいエピソードとかだいぶ端折ってる。8年間のすべてぜんぶは、8年間のすべてぜんぶを共に過ごしてきたひとにしか理解できないに決まってんだから、すべてぜんぶ欲しがらないでね。
あとね、ぜんぶを知る必要も見る必要もないよ。だってなんでもかんでも見るの無理でしょ。時間足りないし。義務でもないし。パッションがあふれて過去を追いまわす手が止まらねええええっていうならもちろんそれぞれに摂取すればいいとおもうけど、もし時間も熱量も限られてるなら、過去よりも今のアンジュルムをみたほうがずっといいよ。そういうかんじで、はじめますんで。よろしくお願いします。ちょーーー長いよ。

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アンジュルム コンサートツアー 2016春 『九位一体』 ~田村芽実卒業スペシャル~>

武道館までいってきたよ!
気持ちがあふれてなにか書かずにはいられない!!!!!!
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最後の挨拶の、めいめいとタケがお互い意識し合ってたはなし、ステージ上で発覚して会場は「エーー!?!!」ってなってたけど、たぶん2人ともずっと前から気付いてたよね。でも直接言ったことなかったっていうのが、めいとタケらしくて泣けた。
めいは向上心は声にしても闘争心は言葉にしないし(バレバレだけど)、タケはじぶんがまともに正面切ってこんなこと言うの恥ずかしいに決まってるって勝手に思い込んでるし(ただの照れ屋)隠し通せるわけない気持ちを、世界でたった2人だけが隠せてるとおもってたのがかわいい。(めいは卒業の取材でタケのいないところでは意識してたこと明かしてたけど)
2期の、アメリカの、もどかしいところは「認められるのに時間がかかった」と本人たちが思ってるところで、確かに6人スマ時代の不遇からアンジュルムへの飛躍をおもえばそう卑屈になっちゃうのも分からなくはないけど、でも4人はずっとずっと前から認められてたとおもう。少なくともわたしは認めてたし、認めるしかないっておもってた。ファンの言葉はたぶん4人にもちゃんと届いてたとおもうけど、若い4人には、わたしたちなんかが内輪で認め合うなんてことしてはいけない…って、互いを称賛することにブレーキをかけてたように見えたのね。なんだろうなこれ、謙遜っていうか、傲慢になりたくない拒否反応っていうか、よく分からないけど。当人たちがスマイレージ初期を敬愛してたからそう簡単に自分たちの存在を許せなかったということもあるのかもしれない。
それがいいとか悪いとかじゃなく、自信を手に入れるまでにずいぶん時間のかかる子たちだな~~って、それがもどかしかった。「認められるのに時間がかかった」んじゃなくて「自信をつけるのに時間がかかった」のほうが、個人的にはしっくりくる。気づかないまま今日まできてて、だからこそおもしろい人たちだなってほんとにおもうけど、まあ、つらいこともあったに決まってるよね。いつでも考えすぎる、悩み過ぎる、仲良すぎる、笑いすぎてる4人のこと、永遠にみていたい。
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あやちょリーダーはやっぱりすごくて、言葉ひとつひとつが語り部だった。ブルースみたいな渋さ。
グループの在りかたとか意向や想いをしっかり言葉にしてくれるメンバーがいることがいかに重要で尊いか、道重さゆみを見送ったいまなら分かるよね。わたしが嵐のコンサートでいつも感動してしまうのが櫻井翔さんの挨拶なんだけど、あやちょの挨拶も賢くて考え抜かれていてそして愛に溢れていて素晴らしいものだった。こういうことができるひと、欲しくてももらえないし、育てたくても方法ないし、あやちょがアンジュルムのリーダーであるということにもっと感謝しなきゃならない。
いまの9人に自信しかない、いまが最高だからもっとこのままでいたい、でもめいめいは卒業していく、だけど最高のなかでめいめいを送り出せることにほっとしている気持ちもある。
静かに語られた言葉は真実にちがいなくて、「最高だから、最高のなかで送り出す」という愛には品格すらかんじちゃう。
公演後のブログもまじでちょーーーいいので、読んでほしい。

今日はめいめいの卒業と同時に私は未来を迎え入れました。
だから、これからの変化をもう楽しみにしてる自分がいます。
皆さんは少し悲しさがあると思うし、未来のことを楽しみにしてる私の感覚が理解できない人もいるかもしれないです。笑
アンジュルムの大切な空間は変わらないし、私が守っていくので大丈夫です。
また、アンジュルムのライブで会いましょう。
日本武道館|アンジュルム 和田彩花オフィシャルブログ「あや著」Powered by Ameba

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3期とカミコ、ほんとに強いよね。じぶんへのブレなさがすごい。
みんな「田村さんにはよく怒られた」という話をしてて、目指すものが明確で2期のなかで最年少で責任感のあるめいの叱咤と、その厳しさを自分自身で受け入れる4人のタフさ。くじけたり腐ったりしないんだよ3期は、いくら言われてもちゃんとすべきことを分かってた。
若い女の子って、だれかに怒られて反省してるときに周りからかわいそうだねって言われて泣いちゃうことがあるんです。怒られたことが嫌だったんじゃないのに、慰められた途端どうしていいか分からなくて自分が可哀相という事実に急に泣いたりするんです。(傍からみると怒られたことに泣いてるように見える)これは上下関係のある女の子集団だとぜったいに起こってしまうやつ。
でもめいめいの指導そういう変なぎくしゃくした戸惑いみたいなのってかなり少なかったんじゃないかなって想像するんです。なぜなら「怒る役」も「慰める役」もめいが両方こなしてたから。これってなかなかできることじゃなくて、仲良くするのも厳しくするのも、どっちか一方のほうが圧倒的に楽だし付き合いやすいに決まってるもんね。でもめいめいはどちらも捨てなかった。ストイックと優しさのバランスをうまくつかめためいめいの人間的な深みが存分にみれたのは新メンバー4人のおかげかもなっておもってる。めいめいは新メンバーにとっての先生だったんじゃないかな。
新メンバーのことタフだ強い子たちだってふつうに思えてること、めいめいがいたからだね。
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先生といえば、めいめいが読んだ手紙、教壇で話してるみたいだったね。
優しく説くように丁寧に話してくれて、まるで小学校の卒業式のあとの教室だった。卒業するのはめいなのに。めいめいは旅立つ自分のことよりもあり続けるメンバーとファンに向けてとびっきりのはなむけを贈ってくれたんじゃないかな。

ライブは超絶にかっこよく、スーパースペシャルにすばらしく、熱くてそして愛があった。
生中継されてたからレポしないけど、メンバーみんな泣くまいってこらえる顔が反則だよね。やっぱりメンバーが泣いてる姿にもらい泣きしてしまうんだけど、タケのぐしゃぐしゃ小僧泣きはちょっとくるもんがあった。だってタケ、悔しそうに泣くんだもん。涙をこらえる隙間にアーもう…みたいに頭かかえて泣くんだもん。ずるいよ、わたしだってそうやって泣けるもんなら泣きたいよ。
あいあいの止めたくても止まらない涙もみてるこっちが苦しくなるくらい息つまるもんがあったし、りかこの深呼吸涙止めの技のキュートさには笑ったしね。
めいめい本人は泣くことをいとわない、ただ流れるままに流していて、キザったらしいめいにぴったりの涙だったよ。拭わずにあごまで垂れた涙の光が照明に反射して、顔がぴかぴかと神々しくひかった。

ホールツアーから追加された曲はどれもドラマがあって、選曲にはずいぶんめいの意向が反映されてたようにおもうし、それがまた頑なにグループを信じつづけためいの気持ちが手に取るように曲になってて最高だった。
めいめいは説明できないことなんてしない。こんかいのコンサートの選曲もまた、そう。なんのためになにを伝えたくてなにを想って選んだ曲なのかちゃんと分かるし、伝えることを怠らないあたりがめいめいの律義さと精神を表しててめちゃくちゃよかった。
PMPWはねえ、当時のPVと一緒にうたうなんて、ずるい。ずるいがすぎる。あやちょとめいめいのゆるカワラップ、初めて聞いたときのどうしようもないでれでれした気持ちを思い出した。めいめいはきっと正式メンバーになって初めての曲であのパートをもらえて飛び上がるほどうれしかっただろうし、その喜びがずっと溢れてて、4年半経ったいまも溢れてて、特別なんだな。あのパート、だれか引き継ぐ日がくるんだろうか。物語は続く。

田村芽実さんが、卒業していく。

アンジュルムの田村芽実ちゃんがもうすぐ卒業するよ。
スマイレージ2期の最年少のめいめいが卒業すると発表されてから約半年。だいすきなメンバーがだいすきなグループからいなくなるとき、卒業「しちゃう」と、いつもはそう思うのに、めいめいに対するいまの気持ちは「しちゃう」という危うく表現するにはすこしちがう気がしてる。
めいめいは、卒業していく。
なんかこう、決意と未来に満ち溢れた言葉で5月30日を迎えたいかんじ。

めいめいの夢は、めいめいがハロプロスマイレージになるまえから持っていた夢で、めいめいのことが大好きだから、めいめいの夢が叶えばいいなってたぶんずっと思ってた。だからいつかこの日がくること分かってたし、めいめいなら叶えられるって信じてたから、がっちり握手してしっかり手を振りたいっておもう。
めいめいの夢を止めることは全世界の誰もしちゃいけないよ。

田村芽実は、パフォーマンスの覇者だった。
あんまりこうやって神格化するの安っぽくていやなんだけど、ステージへのこだわりとプライドは恐ろしかったし、歌唱力や表現力のすごみ、役に入ったときの集中力、立ち止まったあとの飛躍力、なにをとってもどのシーンでも自分が表現したいものを探し続けてたような気がする。

孤高のプロ意識がいきすぎて、滝に打たれたり、ブログで募集した質問企画どんなにくだらなくてもぜんぶちゃんと答える修行してて、もうだれもこの子には敵わないとおもった。修行だいすきかよ。っていうか修行ってなんだよ。なんで自らやるんだよ。なんでつらいとうれしいんだよ、、、いやほんとおもしろい子なんだよめいめいは。

感謝でうめつくす

毎日毎晩、なにかにつけて感謝しまくってた。月よ、太陽よ、生命よ、ありがとうありがとう。発想がゼウス。
日々のちょっとしたできごとを「たのしかった~」で終わらせない、「こんなに幸せでありがとう」と両手をひろげ空をみあげる。それが学校生活、お仕事、野に咲く花にまで及ぶんだから、もう大丈夫よ感謝してることは分かったから…って肩ポンしても、いいえまだわたくしは感謝が足りませぬ!と、振り切ってまで手を合わせるとおもう。感謝への欲がすごい。ラッパーだったらもう感謝券使い切って果ててるとおもう。
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朝ドラヒロイン思考

それと、基本理念が朝ドラヒロイン思考なとこもだいぶキてて最高とおもう。夢で仲間外れにされたから泣いたとか、学校の行事に参加できなくてさびしいけどめいは強く生きる!とか、いちいち「いい子」で「けなげ」で「つよくて」「よわい」。はいはい、愛されアイドルの典型パターンね…かわいくみられたいやつね…とブラウザ閉じようとしたら、どうも様子がおかしい。
誰かに発信してるというより「めいは強い子!」とじぶんに言い聞かせてるふしがある。朝ドラ主人公の発想にヘロヘロに酔ってて、めっちゃ酔っぱらってんのにぜんぜん酔ってませんよとか真顔で言ってくるかんじ。
ブログ読んだことあるひとなら、こいつ、、、やばい。って一度はぞっとしたことあるとおもうんだけど、まあ3週間読んでみて。ハマるから。笑うから。ほんとのほんとにけなげでいい子なのよ。憑依とか演技じゃなくて、この子まじのやつです。

グループがすき。

めいめいのファンクラブイベントで本人が発表した未来予想図をちょっと抜粋。

■16歳
武道館公演。
ウクレレと、演歌と民謡とヨーデルを習い始める。
■18歳
アリーナ公演。
髪の毛をピンクに染めようとするが、やめる。
■19歳
東京ドーム公演。
スマイレージハウスを作る。
■20歳
ドームツアー。
そして・・・良い形で解散

そのあとメンバーがへんな仕事についてたり、再結成したり、すったもんだの人生が待ってると予想、、、つまりネタ的なかんじで発表したんだけど、20歳までのスマイレージの規模拡大に関してはわりと本気で夢みてたんじゃないかとおもう。武道館公演、ちゃんと16歳で達成してるしね。できるできない、やるやらない、とはちがう「メンバー」とも「ファン」ともちがう視点で、母のような温かさと無償の愛でめいめいは本当にスマイレージに期待してたし信じてた。なにがそうさせたのかよくわからないんだけど(めいめいがそういう人だから、というのが一番の理由な気もするし)その姿勢は「心中」に近かったようにおもう
じぶんのグループを好きでいるひとは多くても、めいめいほど愛して、期待して、願ってたひとってそうそういないとおもう。意識を腐らず持ち続けたひととおもう。(だからこそつらかったこともあっただろうけど)
3期加入後に、事務所から推されたときめちゃくちゃうれしそうにドキドキしてたのすんげえかわいかった。

すくすくいてほしい。

小動物みたいで動きがスーパーかわいいし、おおげさな表情がくるくる変わるのみてて飽きないし、悲しいときは絶望の顔するし、驚いたときは地球からとびだしたリアクションするし、ほんとににぎやかで明るくて繊細な子だったなー。
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これからのめいめいの進路はいろいろあるだろうし、悩むことも楽しいこともいっぱいあるとおもう。そのすべてを自分で感じて乗り越えてほしいと願ってるけど、ただひとつめいめいのこれからに口出しすることができるなら田村芽実のありのままを封印することない環境であってほしい、それだけ。スキルはもちろん、めいめいのこれまで培ってきた人間性を支持してるし、厳しい世界だとしても、それだけは否定されたくないなと勝手ながらおもってるよ。

めいめい、卒業していくんだね。
卒業コンサート、しっかり見送るから!

さいごにわたしの好きな「初めて自撮り棒で撮影してみためいめい」でお別れだ、めいめい.。゜+.(・∀・)゜+.゜ひよこ

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笑点が50周年なことよりも、モーニング娘。が来年で20周年なことのほうがやばくない?

1997年に結成してるから、来年2017年で20周年だよ。信じられる?
20年前とか、ふつうに物心ついて初恋くらいは終えてたし、もちろん記憶もあるのに、まったく実感がない!!!メンバーもプロデューサーも楽曲のテイストも変わりつづけてるうえに、現役ばりばりで大ファンだから「懐か死に」って感覚まじでぜろだ。モーニング娘。が20周年迎えるなんて、たぶん嘘だ。

サンデーだかなんかの少年漫画誌の表紙に素人ブス5人組が突然載ってから20年、金髪中学生がLOVEマシーンを真ん中で物怖じせずにフーフー踊ってから18年、辻ちゃん加護ちゃんがぶりぶりえへへ~って全知能を幼稚化させてから17年、大激震のハロマゲドンから15年、矢口が当時ぽっとでのイケメン男小栗旬と付き合いたいって脱退してから12年、、、、いやまだまだあるけども。

娘。の10年記念隊のことさえも、まじ?あれから10年?!??ってかんじである。
正式ユニット名は「モーニング娘。誕生10年記念隊」、飯田、安倍、後藤、新垣、久住という局地的メンバーでシングル2枚リリースし、10年前の現役本体ですらもほとんど出演が遠のいていた音楽番組に出まくり、なんと全国ツアーまでもやってしまった、謎のアニバーサリーユニット。
正直推しもいないし、目的も分からないし(10年を記念してることは分かってるよさすがに)、なんか思いつきのしょうもない、もしくは政治的な仕方ないグループなのかな~~~なんて当時、いまでもほんのすこし思ったりするんだけど、でも10年前を振り返ってみると、たしかに10年記念隊はいたし、そこにはモーニング娘。がいたし、忘れないでおきたいっておもって、ちょっと懐古します。懐古するブログです。
いまの娘。がすきなひとはまたね、またこんど会おうね。

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