とうふ油

とうふとアイドルについて

ディスコスター様とは何者なのか!?!?

この冬わたしたちに夢とマヤカシを与えてくれた相葉雅紀ことディスコスター、…いやディスコスター様!!
そう!!!「~様」という敬称をつけたくなるほど崇めたくなるその絶対的な存在について考えてみます。別に分析でもなければ、なにかの結論があるわけでもないです。ただのディスコスター様への感謝。

Disco Starという選択

ソロを選曲したときのエピソードを相葉さんは取材で話しています。(手元にないから記憶でかくよ)

最初はもっと違う感じでいこうとおもっていた。
いくつかのデモ曲の中に「Disco Star 」があって聞いたときから忘れられなくてこの曲に決めた。
これに決めたら、もっともっとイっちゃえという感じでどんどん派手になっていった

Disco Star はメンバーがそれぞれのソロを視聴するときにイントロだけで爆笑をおこしたというお墨付きのパーティーナンバー。

すごく小さな街で自分で「俺ディスコスター!」って言っちゃってるイメージ。
地域で愛されてるイケイケなかんじで作ってもらった。
スナックで歌い終わったら客席で飲むっていう。

歌詞で「正真正銘のI'm a Disco Star 」と高らかに宣言していますが、相葉さん自身のイメージは安くぺらいスター。地元の客連中に「いよっディスコスター!1曲頼むよ」なんて煽られて、ステージというよりはただの段差でしかない小さなその場所でカラオケのコード付きマイクで歌い、ママに鳴らしてもらっているタンバリンのチャラい音がたばこで煙い店内に響くようなそんな感じでしょうか。スターといいながらも仲間であり常連客なのかもしれません。もしかしたら昔CDデビューしてたんだってさーなんて噂があったりして、キツめの焼酎ボトルキープしてて…(なにこの止まらない妄想)どこか物悲しい気がしなくもありません。
スターをテーマにしたとき、国民的アイドルになってもなおトップオブザワールド的な天空からの大スターの曲ではなく、庶民的なスターで留まった曲をうたってしまうのが相葉雅紀がぶち破れない保守性であり、身近なスターを連想したときにスナックで客に紛れている様子を表現してしまうどこか達観した視点をもっているのが相葉雅紀のおもしろさだと感じました。
どっちが良いとか悪いとかでなく、それを選んでしまうこと自体がもう相葉さんの人柄であり宿命。

教科書通りのチャラさ

音楽の知識があまりないのでうまく表現できないのですが、Disco Starという曲の最重要ポイントはチープさにあるように思います。
フゥーフゥーという掛け声はあまりにベチャベチャだし(めっちゃ楽しいけどな!)おもしろみのない正当な四つ打ちには気分が上がる魔法がかかっています。ガッチガチの教科書のようなハ調長に派手で馬鹿みたいな効果音が鳴り響き、パーティー感を作り上げまさしくアゲアゲ!狙い通りの高揚感!!!
歌詞は音に乗せて語感の良いワードが散りばめられたっぷりチャラく仕上がってます。ただの遊び人なのか、モテているという虚勢をはっているのか判断が難しいですが「君がいなきゃ天国じゃないのさ!」つまり天国である条件は君だとまっすぐに言い切れる安直さは素直というよりチャラさに由来しているように感じます。

コンサートでの爆発

コンサートでのDisco Starは大勝利!!!!
ズバ抜けてへんてこ!そしてDEHA MIX!絶対たのしいし、絶対笑います!!!
何柄とも表現できない派手な原色まみれのシャツ(背中から腕まで蛍光ピンクのフリンジ付き!)を胸元とお腹をチラリとさせながら身にまとい、ピンクのおおげさなファーを首からかけ、やたらイケメン顔でキメてる相葉さんの滑稽なことよ。謎のセクシーポーズや不可解な動きで花道を駆け抜けるスタイル抜群の相葉さんを目の当たりにして狂うなってほうが無理。
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神輿に担がれて登場する様子は小さな国のぼっちゃん王子のようで、「ディスコスター!」「ディスコスター!」と民(客席)から出迎えられる姿はなぜか神々しくそしてあほらしいです。翔さんいわく「ディスコスター界のボンボン」!!!!
我が国のお坊ちゃまを前に「ディスコスター様」と敬称するのは当然の心理で、意味不明なありがたさが充満する空間なのです。
ではディスコスター様が上流階級のそれこそ皇族のようなありがたさがあるかというと、それは少し違います。もっとまぬけで、もっと見守る必要があって、もっとおどけた存在。民として可愛がり、持ち上げ、愛でる存在のお坊ちゃん。
お坊ちゃまが街にでて民と触れ合ってくださる、今日は祭りか?記念日か?とにかくめでたい騒げや騒げえええの想いをこめて我々ができることはただひとつ「ディスコスター!」「ディスコスター!」とにかく担ぎ上げることだけなのだ。

コントとしての正解

…もとい、相葉さんはそんなディスコスター様を演じているのです!!
この手の曲のとき真顔で(ニヤニヤしない)滑稽で民から愛されるお坊ちゃんをまっとうすることこそ、Disco Starの完成だ!ということを相葉さんはよく心得ているのです。氣志團とかとおなじスピリットね!
ふざけた曲のときに作り手が笑ってはいけないのだ、笑うのはこっちに任せてほしい。これをきちんと遂行できる相葉さんは肝が据わっているし、Disco Starという曲へのこだわりを感じずにはいられないのです。

ディスコスター様とは何者なのか!?

① さびれたスナックで地元民に煽られるディスコスター
② チャラさを見せびらかして踊るディスコスター
③ お坊ちゃんとして民に愛されるディスコスター

もちろんどれも正解!!!!なんでもいいんだ実際は。楽しけりゃそれでいい!!!!
とにかくうれしいのは相葉ソロでこんなにも何人もの主人公が想像できる世界観が実現しているということ!なんていうか相葉ソロが階段ひとつ昇った感ある…(ごくり)
それが2014年こんなにもハッピーな形で届けられたことに、この冬とても感謝しているのです。おしまい。